Kobby loves 埼玉&レッズ

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下位打線の強化(外崎修汰)

2017-09-18 21:29:12 | 他スポーツ
パリーグはソフトバンクの優勝が決まりましたが、西武と楽天がCS1stステージをホームで開催できる2位をめぐって争っています。もちろん、この1stステージに勝っても、西武にとっては大の苦手のヤフオクドームで、ソフトバンク相手に4勝2敗以上の成績を収めないと日本シリーズに行けない狭き門が待っていますが、それでもソフトバンクに少しでも嫌なイメージを残しておこうと、西武はソフトバンク相手に2試合連続サヨナラ勝ちと結果を出しました。

この2試合は、ロースコアだった昨日の試合、点の取り合いだった今日の試合と、内容は正反対でした。それでも、四死球を選んで塁を埋めたり、勝負の展開になったら代走を送って次の塁を狙う、辻監督の積極策が功を奏しました。そういう、接戦に持ち込むことが可能になった要因には、犠飛が打てることと、下位打線が強化されたことが挙げられます。

昨年までのライオンズでは、3塁に走者を送っても犠飛も出ず無得点の場面はよくありました。今年のライオンズでは、クリーンアップの浅村や山川穂高はもちろんですが、下位打線でも犠飛が打てることが多いです。特に、今季評価できるのは大卒3年目の外野手、外崎修汰選手です。

彼はもともとは内野手で、去年は遊撃のポジション争いをしていました。今季、盗塁王にも輝いた金子が開幕から負傷で出遅れたので、その代役に外崎が外野手で起用されます。それまでの野球人生で外野は経験がないという思い切った起用でしたが、俊足という特徴を生かし、そのポジションを粘り強く守ります。

開幕から1か月ほどで、外崎の打率は2割ちょうどくらいでした。7,8番で起用されることが多かったですが、正直辻監督が我慢して起用している印象でした。それでも、外崎と源田にはできるだけ代打を出さず、相手の勝ちパターンの継投の投手の球筋も見させた結果、打率も少しずつ上がっていき、今は2割5分前後まで来ました。

この外崎が下位打線に定着したことで、課題だった下位打線の強化はある程度成果を出しました。今は本来4番打者の中村剛也が7番を打つほど打線は強化された印象はあるので、あとは守備です。大事なところで失策で献上する点がまだ多いので、そこを鍛えてCSでヤフオクドームの「鬼門突破」を期待したいです。
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天皇杯鹿島戦プレビュー

2017-09-18 18:28:40 | 浦和レッズ
今度の水曜日、浦和は天皇杯のベスト16で、鹿島アントラーズと対戦します。運が良ければ筑波大を引く可能性もあったので、くじ運としては最悪ですが、チームの総力を結集して勝たなければならない試合と明確に定まったことは必ずしもマイナスではないと感じています。事実、天皇杯に主力を投入するために、磐田戦で柏木や阿部勇樹を温存するなどの対策を打っています。

それには理由があります。浦和はリーグ戦で8位と低迷し、リーグ戦でのACL出場権獲得が厳しい状況です。それよりは確率の高い、ACL出場権を得られる天皇杯優勝を狙うという方針を決めた堀監督の意図は理解できます。また、リーグ優勝を狙う鹿島が、この天皇杯でメンバーを落とす可能性があることも理由です。

今回の試合では、磐田戦を温存された、柏木や阿部勇樹、ラファエル・シルバらの活躍が必須です。特に柏木は、堀監督の4-1-4-1のインサイドハーフが非常に合っており、時折守備に帰りながら真ん中でボールを持って展開する役割で、ACL川崎戦の逆転勝利に大きく貢献しました。今回もそれに近い活躍を期待したいです。

対戦相手の鹿島は、リーグ戦は新潟戦のアウェイ戦でした。この試合は4-2と逆転勝利を収めています。リーグ優勝が目標の鹿島にとって、新潟戦から中3日、次節のG大阪戦まで中2日となるこの試合は、本音は「できればやりたくない試合」でしょう。それが心の隙になって、チームが乗り切れていなければチャンスです。

それでも、ベンチスタートだったメンバーに、GKクォン・スンテ、DF山本脩斗、ボランチ永木、小笠原満男がおり、FWの鈴木優磨は帯同すらしていません。たとえ全員入れ替えてきても、それなりのメンバーが揃うのが鹿島というチームの強みで、そんなサブメンバー次第で試合内容は変わってくるでしょう。

戦術的には、鹿島はダブルボランチを置いたボックス型の4-4-2で来ることは間違いなさそうで、浦和も対策は立てているでしょう。もっとも、鹿島がボランチを最終ラインに入れる戦術的な仕掛けに敗れた試合もあり、この試合は立ち上がりの鹿島の動きに気を付けて試合を見たいと思います。
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