Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

仙台戦プレビュー

2017-09-29 22:54:13 | 浦和レッズ
あさっての日曜日、浦和レッズはベガルタ仙台とアウェイのユアテックスタジアムで対戦します。ユアスタは、サッカー専用で観客席とピッチが近く、相手の応援が響いてくるアウェイチームとしてはやりにくい環境です。もっとも、この長年の鬼門でも、最近は勝ち点を取れるようになってきています。

ベガルタ仙台のチーム状態は良いです。ルヴァン杯では鹿島を倒して4強に入り、リーグ戦でも上位争いのC大阪をアウェイで4-1という大差で下しています。今季は渡辺晋監督がチーム改革に乗り出し、開幕当初は3-4-3という攻撃的な布陣に挑んでいましたが、浦和と埼スタで対戦したときはその組織が完成しておらず0-7という大差がつきました。

しかし、今回はその当時とは違うチームになっているでしょう。仙台は12位と、優勝とも降格とも関係ない位置にいます。布陣も、C大阪戦のスタメンの名前を見る限りでは、4-4-2にしているようです。仙台は思い切って自分たちのサッカーをして、何とか浦和を倒してやろうと高いモチベーションで臨んでくるでしょう。

浦和はACLの中国遠征帰りで疲れているでしょう。そのメンバーからは何人か入れ替えてきそうです。上海上港戦に出なかった、矢島や駒井、途中出場だった高木俊幸あたりに頑張って欲しいところです。どんなメンバーが出てもレッズは強いと相手に思わせるくらいの試合ぶりを期待したいです。

浦和の4-1-4-1はウイングを生かすための戦術なので、高木俊幸がキーマンと予想します。彼の左ウイングは適材適所な印象を受けます。あとは、どうやって真ん中の選手に合わせるかです。興梠が欠場すればズラタンが1トップになるでしょうが、ズラタンにどういうパスで合わせていくか、試合前の打ち合わせが重要な意味を持ってくる試合になるでしょう。
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ACL上海上港戦マニアック分析

2017-09-29 22:16:32 | 浦和レッズ
上海上港戦、テレビ中継の中で紹介されていた興梠のコメントが興味深いものでした。彼いわく、「前の(3-6-1)システムと比べてこの4-1-4-1はシャドーとの距離が遠い(ので連係しにくい)」ですが、そう感じるのには理由があります。このシステムでは、どうしてもシャドーの1枚はボランチのサポートで下がらなくてはいけないからです。

4-1-4-1はウイングを生かすための戦術で、守備を免除されるウイングが思い切ってサイドを仕掛けられるという強みがありますが、1ボランチの青木のところが狙われるという構造的な弱点があります。そのため、この日ACL初スタメンで起用された長澤の任務は、半分攻撃、半分青木のフォローというものでした。

そのため、攻撃の際に興梠をサポートできるのが柏木一枚になることもあります。それが、興梠がシャドーとの距離が遠いと感じる理由でしょう。それもあり、興梠のゴールはなかったですが、ポストプレーから柏木のゴールをアシストし、FWの役割は十分果たしてくれた試合になりました。

この試合を引き分けられた理由として、上海上港の後ろからの刺客であるアフメドフに対応が効いたことが考えられます。前線から連動してプレスを掛けるような、戦術的に細かい約束事があるチームではない上海上港ですが、カウンターだけは常に狙っていて、チャンスと見るや皆で上がっていく勝負勘は持っています。

そのカウンターの先兵がアフメドフであることが多かったですが、長澤がうまくファーストディフェンダーとしてボールを追って、青木と協力して相手のカウンターを抑える動きが、この日の浦和はできていました。これで、上海上港は個人技で勝負せざるを得なくなり、フッキに対して槙野がマークについたことで、上海上港としてはやりたいサッカーができなかった試合になりました。

ホーム埼玉スタジアムでも、上海上港は個人技を軸に組み立ててくるでしょう。フッキの超人的身体能力も脅威です。しかし、やり方次第ではバラバラに空中分解もする可能性のあるチームで、そのやり方を徹底させることが、決勝進出の絶対条件になってくるでしょう。何とか現地で見届けたいですね。
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