昨日、大相撲秋場所を観戦しに、両国国技館に出かけていました。今年は初めての相撲の生観戦でしたが、これで国技館に通うのは5年連続です。最近、コンパクトデジカメを最新機種に更新したことで、これまでは巡業に行かなければ撮れなかった力士の写真が、本場所でも十分可能とわかったのが大きな発見でした。
取組では、いつも幕下から見る私のパターンで、3戦全勝同士の対戦だった常幸龍対水戸龍に注目しました。常幸龍は元小結の実績あるベテランで、一時三段目まで落としていた番付をようやく幕下上位まで戻してきました。水戸龍は学生横綱のモンゴル人「トゥルボルト」君です。幕下15枚目格付け出しから3場所目の若手です。
この取り組みは水戸龍がうまく立ち合いで先手を取り、常幸龍に何もさせず押し倒し、全勝優勝での十両昇進に望みをつなぎました。また、幕下最後の一番の貴源治対琴太豪の取組も印象的で、貴源治が思い切りよく突っ張ったものの琴太豪も粘って大相撲になりますが、最後貴源治が寄り倒して勝利しました。
相撲は、幕下からずっと見て行くと、レベルが上がっていくのがわかります。幕下では力強さは出てくるものの攻防はあまりないですが、十両になると攻防が出てきます。これが幕内になると、立ち合いから寄りなどのスピード感が相当です。テレビ観戦では幕内のレベルが当たり前のようになってしまいますが、このレベルの違いは国技館に行って初めてわかると感じます。
十両では、希善龍対琴恵光の取組が印象的でした。琴恵光が両差しの絶対優位な体勢で寄り切ったかに見えましたが、希善龍が小手に巻いた左で投げを打って土俵際でもつれ、同体取り直しの判定になります。取り直しの一番でも同じように琴恵光が両差しになり、奇跡を二度狙った希善龍でしたが、今度は琴恵光は投げを食わないように真っ直ぐに寄って決着しました。
上位は大関豪栄道と横綱日馬富士だけでしたが、豪栄道は正代相手に押しに徹し、押し出しで番付通りの力を見せました。日馬富士は相手松鳳山の押しに苦しみますが、粘りながら前みつを引いて最後は寄り切って勝利しました。稀勢の里人気や4横綱という話題性はあったものの蓋を開ければ休場者続出というのは残念でしたが、それでも相撲の持つスピード感や力感を、生で見ておけたので、楽しめた一日でした。


















取組では、いつも幕下から見る私のパターンで、3戦全勝同士の対戦だった常幸龍対水戸龍に注目しました。常幸龍は元小結の実績あるベテランで、一時三段目まで落としていた番付をようやく幕下上位まで戻してきました。水戸龍は学生横綱のモンゴル人「トゥルボルト」君です。幕下15枚目格付け出しから3場所目の若手です。
この取り組みは水戸龍がうまく立ち合いで先手を取り、常幸龍に何もさせず押し倒し、全勝優勝での十両昇進に望みをつなぎました。また、幕下最後の一番の貴源治対琴太豪の取組も印象的で、貴源治が思い切りよく突っ張ったものの琴太豪も粘って大相撲になりますが、最後貴源治が寄り倒して勝利しました。
相撲は、幕下からずっと見て行くと、レベルが上がっていくのがわかります。幕下では力強さは出てくるものの攻防はあまりないですが、十両になると攻防が出てきます。これが幕内になると、立ち合いから寄りなどのスピード感が相当です。テレビ観戦では幕内のレベルが当たり前のようになってしまいますが、このレベルの違いは国技館に行って初めてわかると感じます。
十両では、希善龍対琴恵光の取組が印象的でした。琴恵光が両差しの絶対優位な体勢で寄り切ったかに見えましたが、希善龍が小手に巻いた左で投げを打って土俵際でもつれ、同体取り直しの判定になります。取り直しの一番でも同じように琴恵光が両差しになり、奇跡を二度狙った希善龍でしたが、今度は琴恵光は投げを食わないように真っ直ぐに寄って決着しました。
上位は大関豪栄道と横綱日馬富士だけでしたが、豪栄道は正代相手に押しに徹し、押し出しで番付通りの力を見せました。日馬富士は相手松鳳山の押しに苦しみますが、粘りながら前みつを引いて最後は寄り切って勝利しました。稀勢の里人気や4横綱という話題性はあったものの蓋を開ければ休場者続出というのは残念でしたが、それでも相撲の持つスピード感や力感を、生で見ておけたので、楽しめた一日でした。

















