Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

マルティノス、武富、浦和完全移籍加入

2018-01-07 17:06:15 | 浦和レッズ
浦和は来季の戦力として、横浜FMのMFマルティノス選手を完全移籍で獲得しました。マルティノスはカリブ海の島国、キュラソー島(旧オランダ領アンティル諸島)の出身で、オランダのヘーレンフェーンやルーマニアなど様々な国でプレーしています。横浜FMでは2シーズンプレーし、通算53試合出場9得点という結果を残しています。

プレースタイルはスピード型の右ウイングです。陸上選手ではと思うくらいの華奢な体をしており、トップスピードに乗れば多くのDFをちぎれる能力を持っており、浦和もずいぶんと苦しめられた相手です。9得点なので、得点よりはアシストを期待されるMFと想像できますが、堀監督の4-1-4-1なら右ウイングが最適な位置です。

課題を挙げるなら、守備はあまり得意ではありません。去年のACLの戦いでは、この位置に入っていた武藤雄樹の守備意識に救われた試合もありますが、マルティノスが押し込まれた展開でどこまで守備をこなしてくれるかは未知数です。ただ、長い距離のカウンターの場面があれば、彼の威力が存分に発揮できると想像しています。

また、柏からFW武富も完全移籍で浦和に加入します。武富はU-15(中学生)から柏に在籍していますが、浦和の出身で少年時代は浦和の選抜チーム、FC浦和でのプレー経験があります。年齢的に山田直輝と同い年なので、少年時代からお互いに知っている仲のはずです。

プレースタイルはスピード型です。強力なポストプレーヤーを追い越して上がっていく動きや、こぼれ球に反応することで活躍してきた選手です。J1では昨年の9得点が最多ですが、J2の熊本では14得点、J2時代の湘南で9得点を挙げるなど、点を取ることでここまでのし上がってきた選手ということは間違いないと思います。

堀監督のシステムだと、1トップ候補でしょう。こぼれ球に強いので、サイドのウイングから上がってきたボールに反応できることを期待しています。こういう、かつての磐田FW中山雅史のようなタイプは、浦和にはいなかったタイプで面白いと思います。
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上田西対前橋育英

2018-01-07 13:43:40 | 高校サッカー

高校サッカーの準決勝、上田西(長野)対前橋育英(群馬)も見ていました。前橋育英は山口素弘(横浜F、名古屋など)や細貝萌(浦和など)ら日本代表選手も生み出した名門で、前回大会も準優勝しています。これに対し、上田西は初めての準決勝で、先入観だけでも力の差はありそうに思える両者です。

試合を見ると、そんな先入観がなくても、この両者の力の差は見て取れました。まずは体つきで、前橋育英の選手は上半身の筋肉が発達しており、上田西とは差があります。また、スピードも差があり、1対1の勝負では前橋育英のMFに突破を許していました。テクニックも、前橋育英のフェイントテクニックに上田西DFは‭対応できていませんでした。

そんな両者ですが、試合はしばらく0-0で推移します。上田西GK小山がファインセーブを連発したからです。上田西に勝機があるとすれば、前橋育英のシュートの嵐を止め、PK戦に持ち込むかロングボールの縦パスから点を入れるかしか、シナリオはなさそうですが、圧倒的に押される展開を24分間はしのいでいました。

試合を動かしたのは、前橋育英のJリーグ並みの「サインプレー」でした。上田西はCKやFKの守備ではマンツーマンで、何とか体を密着させてクリアに持ち込むことが狙いでしたが、前橋育英はDF松田陸が突然走る方向を変えてニアサイドに走り込む、事前に打ち合わせていなければできない「サインプレー」からフリーになることに成功しました。

これで、膠着状態になる恐れがあった24分にゴールを決めると、あとは前橋育英が思い切って自分たちの長所である個人技を発揮すれば勝てる展開になりました。前半で3-1と大きくリードし、シュート31本を浴びせた一方的な試合となり、最後のスコアは6-1という大差での決着となりました。

決勝戦は、相手が守備の強い流経柏です。流経柏はボランチやCBの戻りが速いという強みを持っており、前橋育英が持っている個人技を封じる可能性も持っている相手です。もっとも、この試合をサインプレーで動かしたので、決勝戦専用のサインプレーのオプションを出してくる可能性もあります。好試合を期待したいです。

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