今日は野球ネタです。西武ライオンズからポスティングでの大リーグ移籍を希望していた、牧田和久投手の移籍先がサンディエゴ・パドレスに決まりました。西武には移籍金として5000万円ほどが入ってきます。今回は牧田の記憶を書きます。
牧田は、静岡県の静清工業時代に下手投げに転向し、平成国際大学、日本通運を経て26歳という、投手としては完成した年齢でライオンズからドラフト2位指名を受けて入団します。投球術で勝負する投手で、新人の年は当時楽天の4番打者、山崎武司相手にランナーのいない場面でクイックで投げ、山崎に「100年早い」と激怒されるような奇襲も見せています。
牧田といえば、その驚異的な投球テンポの速さも武器です。おそらく、日本球界では「最速」といえるテンポで、1イニングしか放らない中継ぎでの登板では、あっという間に1イニングを投げ切ることも珍しくありません。ストレートは130km出るかどうかの牧田にとって、相手が球筋を覚える前に抑えてしまおうとする駆け引きの一つだと思います。
また、球が速くなくても、インハイのストレートで内野フライを打たせる投球も見せます。牧田は90km台のカーブも持ち球にしており、相手がカーブを待っているタイミングで130kmのストレートを投げれば、ポップフライに打ち取ることも可能です。そのように、相手にとって「やりにくい」と思わせ続けたことが、牧田の価値です。
パドレスでは中継ぎとしての期待でしょう。40試合以上に登板することでボーナスを得る契約になっていると聞きます。メジャーリーグの中継ぎは、1イニングしか投げない代わりに、時差が何時間もある全米を飛び回りながら年間70試合近い登板数を要求される、酷な商売です。
牧田は、日本球界で投げている間、故障による離脱が少なかったという優れた特徴があります。果たして、メジャーリーグでも、その遅いストレートで相手打線を打ち取れるか、もし映像を見る機会があれば見てみたいと思います。
牧田は、静岡県の静清工業時代に下手投げに転向し、平成国際大学、日本通運を経て26歳という、投手としては完成した年齢でライオンズからドラフト2位指名を受けて入団します。投球術で勝負する投手で、新人の年は当時楽天の4番打者、山崎武司相手にランナーのいない場面でクイックで投げ、山崎に「100年早い」と激怒されるような奇襲も見せています。
牧田といえば、その驚異的な投球テンポの速さも武器です。おそらく、日本球界では「最速」といえるテンポで、1イニングしか放らない中継ぎでの登板では、あっという間に1イニングを投げ切ることも珍しくありません。ストレートは130km出るかどうかの牧田にとって、相手が球筋を覚える前に抑えてしまおうとする駆け引きの一つだと思います。
また、球が速くなくても、インハイのストレートで内野フライを打たせる投球も見せます。牧田は90km台のカーブも持ち球にしており、相手がカーブを待っているタイミングで130kmのストレートを投げれば、ポップフライに打ち取ることも可能です。そのように、相手にとって「やりにくい」と思わせ続けたことが、牧田の価値です。
パドレスでは中継ぎとしての期待でしょう。40試合以上に登板することでボーナスを得る契約になっていると聞きます。メジャーリーグの中継ぎは、1イニングしか投げない代わりに、時差が何時間もある全米を飛び回りながら年間70試合近い登板数を要求される、酷な商売です。
牧田は、日本球界で投げている間、故障による離脱が少なかったという優れた特徴があります。果たして、メジャーリーグでも、その遅いストレートで相手打線を打ち取れるか、もし映像を見る機会があれば見てみたいと思います。