オフネタ恒例、代表戦の記憶は、これまで歴代監督で1試合ずつ取り上げてきたので、ハリルホジッチ監督でも1試合取り上げます。その中では印象的なのは、一昨年11月の日本代表対サウジアラビア戦です。当時の日本代表は、初戦のUAE戦でまさかの黒星を喫し、イラク戦はロスタイムの山口蛍の勝ち越しゴールと低迷していた頃です。
このサウジアラビア戦が、最終予選のカギを握る大事な天王山という緊張感はスタンドの私にもありました。相手のサウジアラビアに、W杯準優勝の経験のある名将ファンマルバイクがいたので、ハリルホジッチ監督との監督対決もこの試合の見所でした。しかし、この試合を左右したのは、日本が持っている選手層でした。
この試合で、スタメン1トップに起用されたのは、当時ドイツ1部のケルンでブレイクし始めていた大迫勇也でした。この大迫にボールを収めて、ワンクッション入れてからウイングの久保裕也と原口元気を走らせる日本の攻撃は機能しており、日本が押し気味に試合を運ぶことになります。トップ下に入っていた、清武弘嗣のミドルシュートが相手ハンドを誘いPKとなり、日本は狙い通りの先制点を得ました。
対するサウジアラビアは、1トップが固定できない悩みがありました。この試合で1トップに入ったのは、2次予選の得点王、アルサハラウィでしたが、日本の吉田麻也、森重真人の守備に圧倒されて前で張っていられず、サイドに流れてテクニックを見せるしかない苦しい試合展開を強いられます。
後半に日本は原口元気のゴールで2-0とリードを奪い安全圏に入ります。そこから相手監督、ファンマルバイクの手腕を見ることになります。FWにポストプレーヤーのアルシャハラニを入れて2トップに変え、消されている両サイドハーフではなく後ろからSBを攻撃参加させてクロス主体の攻撃を見せてきました。
サウジアラビアは1点返すと、最後のロスタイムには右SBのクロスがアルシャハラニに合うという絶好機がありました。これが、たまたまGK西川周作の正面に飛んだので注目している人はいないですが、これが入っていればさすがファンマルバイクということになったでしょう。日本とサウジにはチーム全体の力の差があるので、監督対決という意味では互角だったのではというのが感想でした。
このサウジアラビア戦が、最終予選のカギを握る大事な天王山という緊張感はスタンドの私にもありました。相手のサウジアラビアに、W杯準優勝の経験のある名将ファンマルバイクがいたので、ハリルホジッチ監督との監督対決もこの試合の見所でした。しかし、この試合を左右したのは、日本が持っている選手層でした。
この試合で、スタメン1トップに起用されたのは、当時ドイツ1部のケルンでブレイクし始めていた大迫勇也でした。この大迫にボールを収めて、ワンクッション入れてからウイングの久保裕也と原口元気を走らせる日本の攻撃は機能しており、日本が押し気味に試合を運ぶことになります。トップ下に入っていた、清武弘嗣のミドルシュートが相手ハンドを誘いPKとなり、日本は狙い通りの先制点を得ました。
対するサウジアラビアは、1トップが固定できない悩みがありました。この試合で1トップに入ったのは、2次予選の得点王、アルサハラウィでしたが、日本の吉田麻也、森重真人の守備に圧倒されて前で張っていられず、サイドに流れてテクニックを見せるしかない苦しい試合展開を強いられます。
後半に日本は原口元気のゴールで2-0とリードを奪い安全圏に入ります。そこから相手監督、ファンマルバイクの手腕を見ることになります。FWにポストプレーヤーのアルシャハラニを入れて2トップに変え、消されている両サイドハーフではなく後ろからSBを攻撃参加させてクロス主体の攻撃を見せてきました。
サウジアラビアは1点返すと、最後のロスタイムには右SBのクロスがアルシャハラニに合うという絶好機がありました。これが、たまたまGK西川周作の正面に飛んだので注目している人はいないですが、これが入っていればさすがファンマルバイクということになったでしょう。日本とサウジにはチーム全体の力の差があるので、監督対決という意味では互角だったのではというのが感想でした。