Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

初めて取れた勝ち点1(2002年日本対ベルギー)

2018-01-21 22:44:21 | ワールドサッカー
毎度恒例、オフネタの昔の試合の記憶です。今回、2019年ラグビーW杯が話題になっていますが、2002年W杯日韓大会のチケット争奪戦は異常とも言える過熱ぶりでした。当時の私は、生観戦の機会を逃しては一生後悔すると思って、ありとあらゆるチャンスに応募したところ、奇跡的に埼スタの日本対ベルギーを生観戦する機会を得ることができました。

当時の席は、バックアッパースタンドの前の方でした。今の私がそのスタンドに座っていたら、日本のみならずベルギーの情報も集めて、マニアックな分析記事を何本も書いたでしょう。しかし、当時の私は病魔に苦しみ、何度かあったベルギー代表の映像を見ても頭に何も入って来ず、何も情報のないチームを何となく見てしまうという痛恨事を喫しました。

そのため、最初はベルギー代表の布陣を見て、3バックか4バックか探ろうとしていましたが、10分ほどで断念し、こんな機会はなかなかないから日本代表の応援をしようと切り替えました。この経験は今にも生きており、わからなかったら無理に探ろうとせず、別の情報を集めながらわかったことを記事にすればいいと気付きました。

当時の日本代表にとって、W杯の経験は3戦全敗だったフランスW杯しかなかった頃です。ベルギーに先制点が入ると「やっぱりだめか」とスタンドが落胆しているのが見て取れました。しかし、中田英寿だけは違いました。日本イレブンに「下を向くな」と鼓舞してチームを前に向かせると、小野伸二の左からのクロスに鈴木隆行がつま先で触ってコースを変えて同点ゴールを得ることに成功します。

その後は、ボランチ稲本潤一の好調ぶりが光りました。勝ち越しゴールも決めると、ダイナミックに何度も上がってきてチャンスに絡み、ファウルで取り消されたもののあわや3点目かというシュートも枠に飛ばしています。最後はベルギーFWビルモッツに同点ゴールを食って試合は引き分けに終わったものの、勝ち点1が取れたとスタジアムは前向きな雰囲気でした。

あとで雑誌で得た情報によれば、当時の日本代表はトルシエ監督が導入したフラット3を自分たちで手直しして、オフサイドを無理に取りに行かない戦術を取っていたようです。そのように、トルシエ監督こそこの引き分けの要因ではなかったようですが、当時は日本代表を、世界を股にかける職業監督に変えてもらうことが必要な時代だったと振り返ります。
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大相撲初場所中盤戦

2018-01-21 21:54:18 | 他スポーツ
大相撲初場所は中日8日目を終えました。優勝争いは横綱鶴竜が8連勝でトップに立っています。鶴竜は去年の6場所中、5場所を休場して今場所は進退がかかるという厳しい立場でしたが、低く当たって相撲巧者ぶりを見せるという、自分のいいときの相撲を思い出した感を受けます。特に今場所は圧倒的に分の悪い白鵬がいないので、優勝のチャンスでしょう。

特に今場所の鶴竜が良いのは、立ち合いで押し込まれていないことです。7日目に、全勝同士で対戦した栃ノ心戦がターニングポイントになりそうでしたが、左上手を引いたら強い栃ノ心相手に当たり負けず、先に上手を引いて攻める理想の形を見せました。鶴竜は順当に行けば13日目に御嶽海、14日目に高安、千秋楽に豪栄道と当たりそうですが、そこまでに大勢を決めている可能性もあります。

今日の逸ノ城戦は黒星を喫したものの、関脇御嶽海も7勝1敗と好調です。彼の場合は、稽古場ではあまり強くなく本場所で強いという不思議な力士です。当たってからの押しで、短い時間で決着をつけているのが良く、目標にしている今年中の大関に向けて、今場所は大きなチャンスのきっかけとなる可能性があります。

期待された、新小結貴景勝は2勝6敗と苦しんでいます。今場所は相手の引きに対応できず前に落ちる場面が目立ちます。まったく上位の壁に苦しまない力士はまずいないと言ってもいいので、上位戦が終わった後にどれだけ星を戻し、来場所も上位と当たる位置をキープできるかの戦いになります。

下位では、前頭3枚目の栃ノ心が7勝1敗と好調です。立ち合いの踏み込みが良くすぐに左上手を引けるのが強みで、右四つで十分になったときの強さは、大関高安、豪栄道を連破するほどです。右ひざの靭帯を断裂して幕下まで下がった苦労人ですが、30歳にして本格的な開花の場所になりそうです。

いろいろ不祥事が続き、今日は十両大砂嵐の無免許運転という残念なニュースも入っていますが、それでも相撲の盛り上がりはなくなって欲しくないです。国技館に行けば、力士同士の力と技の競演が見られる環境が、これからも続いて欲しいのがファンとしての願いです。時代を経ても、続いてきたのですから。









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