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4-3-3への適性(香川真司)

2018-01-29 22:05:44 | ワールドサッカー
皆さんご存知の通り、ドルトムント所属のMF香川真司選手は、現在ハリルホジッチ監督に日本代表を外されています。当時ドルトムントであまり試合に出ていなかったことも理由ですが、それ以外の要因として、4-3-3のシステムに適応しにくいことも理由ではないかと思っていました。

4-3-3のシステムでは、トップ下タイプは置きにくいです。サウジアラビア戦で清武が4-3-3の中盤で使われた例もありますが、4-3-3のMFにトップ下タイプを置くと、どうしても残り二人のMFの動きのほとんどが守備になってしまいます。ボランチの山口蛍や井手口陽介のダイナミックさを生かそうとするならトップ下タイプの香川真司はMFには置きにくいです。

4-3-3の理想は、アンカーの1枚が守備をして、残り2枚がバランスを取りながら上がるべきところは上がるという形です。そういう意味では、先日ビデオで見たドルトムント対ボルフスブルクの試合では、香川真司の4-3-3適性を見るには最適な試合でした。ドルトムントの布陣が4-3-3だったからです。

この日の試合は0-0の引き分けでゴールがなかったので、得点に絡む動きはもちろんしていませんが、香川真司には4-3-3の適性はありそうだというのがこの試合を見た印象です。アンカーのバイグル(33番)がほとんど前にパスを出さなかったので、香川真司は空いているスペースをうまく見極めて、ここに出せばチャンスになりそうだという場所にポジションを取る動きを常に行っていました。

この試合では、右ウイングの9番やFWの14番が決定機を外してしまったので結果につながらなかったのは残念ですが、それでも香川真司が後ろからゲームを作る動きは効いており、香川真司経由のカウンターは何度か見られました。これを日本代表でも見せて欲しいのが、代表サポとしては願いです。

もちろん、W杯では相手に押し込まれる展開も予想できるので、香川真司のMFでもつかという判断も必要でしょう。しかし、海外挑戦で確固たる地位を築いたパイオニアの香川真司には、代表での雄姿を是非とも見たいものです。
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