Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

幽霊部員からの飛躍(興梠慎三)

2019-03-11 22:37:40 | 浦和レッズ
PKとはいえ、浦和のリーグ戦での初ゴールを決めたFW、興梠慎三選手を取り上げます。興梠は宮崎県の鵬翔高校の出身ですが、高校入学当時はサッカーにそれほど真剣に取り組んでおらず「幽霊部員」だった意外な過去があります。そんな興梠をその気にさせようと、監督が練習試合で彼をいきなりトップ下で起用して、そこで結果が出たことでようやくサッカーへの取り組みを改めます。

興梠にとって、刺激になったのは鵬翔高校で一学年上の増田誓志選手の鹿島入りです。増田の後を追うように、同じ鹿島に入団して今浦和でも指導を受けるオリベイラ監督の下で活躍します。浦和移籍は2013年でした。当時は契約期限切れで移籍金がかからないので数チーム争奪戦になっていましたが、1トップが空席だった浦和に移籍してきます。

興梠の鹿島時代の記憶では、夏の浦和サポでいっぱいだったバックスタンドに向かって、堂々と敵の水である「ザバス」を飲んでいた姿です。サッカーでは敵の水も飲んでいいことになっていますが、これを見て「こいつ度胸あるな」と印象的なシーンでした。もちろんサッカー選手としては度胸はないよりある方がいいので、それを浦和のために発揮して欲しいと思っていました。

興梠はFWにありがちなエゴイストではありません。点は彼が取っても、「自分は個人技で勝負するFWではなく、チーム全員でつないだボールを最後に決めるFWです。」とあくまで点を取ることもチームプレーと思っています。実際、興梠が長い距離をドリブルで持ちあがった記憶はなく、ゴール前で彼の持つ瞬発力で相手DFを一瞬外して点を取るFWです。

興梠は今年で32歳とベテランになっていますが、まだ「ポスト興梠」を議論される存在ではなく、興梠に誰が合うかという目線で2トップの一角に誰が入るかとサポーター的には考えています。それだけ、6年連続二けた得点の実績は大きいですが、今季ここまで浦和のゴールがなかったことは「FWの責任」と苦しんでいました。

PKとはいえ、1点取れば何かが変わると思いたいです。まだまだ、瞬発力で相手DFを振り切る能力はあるので、彼の得点力が浦和を救うと思ってこれからの試合を見ていきたいです。
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ブラコビーin水戸偕楽園2(好文亭)

2019-03-11 22:17:48 | 雑記
水戸偕楽園では、最も高い建物である木造三階建て建築の「好文亭」を見てきました。好文亭の「好文」は梅の別名で、水戸藩主徳川斉昭公が迎賓館的に客人をもてなす場所として作りました。太平洋戦争の空襲で焼失していますが、戦争で失われた建物は写真があるので再建しやすく、その通りに復元できました。また、平成の東日本大震災でも壁が崩れるなど被災しています。建物の中に入って、時折新しい柱や壁が見られたのは、その時に復旧したのでしょう。

ここは偕楽園の中で、唯一周囲を見晴らせる場所です。梅の木が一面に茂る、偕楽園の花を上から見渡し、隣にある千波湖も見ることができました。もっとも、好文亭は階段が狭く人の行き来がしにくいので、入り口に人が行列してなかなか入れません。待つ覚悟と、暇をつぶせる手段を用意しておくといいと思います。



















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