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西川に救われた引き分け(3/13北京対浦和)

2019-03-13 22:57:48 | 浦和レッズ
今日のACLグループリーグ第二戦、浦和のアウェイ北京戦は、0-0の引き分けに終わりました。もっとも、内容を見ると0-3くらいで負けていてもおかしくない展開です。そうならなかった理由は、相手FWバカンブの不調と、GK西川の好セーブでした。爆買いで知られる中国リーグは、バカンブを96億円という巨額契約で加入させており、バカンブの使い方は注目ポイントでした。

北京のシュミット監督は、バカンブの生かし方もよく練っており、スピードを生かすために裏へ出す形を多く見せてきました。この日の北京は右サイドを多く使っており、右MFのビエイラに持たせながら右SBの38番が追い越して個人技を見せ、そこからのクロスという攻撃が続きます。浦和にとって、スピードのある相手につける槙野が、何度も振り切られる危ない場面を多く作られました。

最初は浦和も高い位置からプレスに行って、ナバウトの前からの守備から興梠に預けるような攻撃も見せましたが、次第に押し込まれ始め、前にナバウト一人を残して5-4-1気味に守る展開を強いられます。北京のこれだけの身体能力を相手にすると、いつものアンカーにエベルトンを置いて長澤と柏木で攻める形は厳しく、どうしてもエベルトンの脇が空いてしまいます。

そこを北京に狙われて、バカンブは何度も決定的な形を作りますが、最後のシュートだけが外れていきました。浦和のオリベイラ監督は、苦しいと見て長澤を下げて柴戸を入れて、柴戸とエベルトンのダブルボランチにして守りを固めます。少なくとも守備ではある程度落ち着いた印象も受けますが、浦和はCKを1本しか取ることができない、攻め切れない劣勢が続きます。

最後、北京はどうしても勝ち点3が欲しくて、攻勢をかけてきました。CKから中央のバカンブに合って、ゴールネットが揺れたかに見えましたが、バカンブがオフサイドで辛くもピンチを逃れ、浦和にとっては貴重と言える勝ち点1が手に入りました。

アウェイの勝ち点1は大きいですが、攻撃の組織という意味では課題も多い試合になりました。どうやって、カウンターからシュートで終わる攻撃ができるか、今後はそれが大きなテーマになってくるでしょう。
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