Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

イチロー、現役引退

2019-03-22 13:17:54 | 他スポーツ
今日は、メジャーリーグのマリナーズに所属するイチロー外野手の現役引退が大きなニュースでした。彼は昭和48年生まれの45歳で、同世代の自分としては大いに刺激を受けた選手でした。愛工大名電高校時代は投手で、高卒時のドラフト順位こそオリックスの4位とそれほど高い評価ではなかったですが、外野手に転向したことで頭角を現します。

彼は1年目から目立っており、ジュニアオールスターのMVPと、40試合近くに出場して2割5分と一軍でも結果を出していました。2年目の開花は間違いないと思っていましたが、当時の土井監督が育成できず、開花は3年目のシーズンに持ち越されます。このときの仰木監督が、当時のプロ野球に鈴木姓が多く本名の鈴木では目立たないと判断して、登録名をカタカナの「イチロー」にしたことで注目を集めるようになります。

イチローの日本時代の印象は、バットコントロールの超人的なうまさが強いです。ワンバウンドのボールをヒットにした伝説もあり、当てることに関しては断トツのトップレベルでした。私のレベルの低い経験で申し訳ないですが、彼の「振り子打法」をサークルのソフトボールで遊びで試したところ、相手投手とのタイミングが取りやすかったです。

イチローといえば、野球に関する独特な世界観も印象的です。彼のようなアベレージヒッターは、打率で価値を考えがちですが、イチローは「安打数」「得点数(ホームインした数)」にこだわりを持っていました。以前のプロ野球では首位打者を取るために打率を下げないために試合を欠場するという風潮がありましたが、彼は最後まで試合に出て、安打数を稼ぐことが価値だと確信していました。

そのため、プロ野球に「最多安打」というタイトルができることになり、イチローのようなタイプを認める流れはできました。日本プロ野球でも200本安打を初めて成し遂げ、その後7年連続でパリーグの首位打者はイチローで決まりという、圧倒的なレベルを見せつけることができました。当時、ポスティングという、メジャーリーグに移籍する選手に対し相手球団から移籍金を取れる制度ができたので、それでマリナーズに移籍します。

メジャーリーグでも歴代に残る最多安打記録を達成し、全米で名が知られている数少ない日本人選手です。そんな彼も、オープン戦で20打席以上無安打が続きこれ以上の現役続行は無理と思ったのでしょう。よくここまでできたと、拍手を送りたくなる活躍でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする