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サンウルブズ、スーパーラグビー除外

2019-03-29 23:30:39 | 他スポーツ
2016年からスーパーラグビー(SR)に参入し、南半球の強豪チームと戦っていた日本チーム、サンウルブズが2021年シーズンよりSRから除外されることになりました。もともと、サンウルブズのSR参入は5年契約で、地元開催のW杯に備えての日本代表強化が目的だったので、そのW杯が終わった後の参入は微妙ではないかと予感はしていました。

原因として考えられるのは、まずは成績面です。ここまでのサンウルブズは相撲で言えば「十両陥落」レベルの成績しか残せていません。SRはサンウルブズが加入した後はチーム数を絞っており、豪州や南アフリカのチームも下位チームは除外されていることから、サンウルブズだけ特別扱いはできないというのは大きな理由でしょう。

また、サンウルブズのSR加入には、アジア市場の拡大も目的の一つでした。これまで、ラグビーがマイナースポーツだった東南アジアで試合を行うことで需要の掘り起こしを進める意図もありました。しかし、サンウルブズのシンガポール開催の試合はガラガラのスタンドで行われており、その目的はほとんど達せられることはありませんでした。

移動面も理由でしょう。豪州やNZからだと、飛行時間こそ長いものの時差がなく比較的移動しやすいですが、不満が出るのは南アフリカのチームです。南アフリカから日本はあまりにも遠く、毎週世界各地を転戦するSRで、日本遠征による体力的な負担が大きかったでしょう。

今回、SRのチーム数を、現在の15チームから14チームに絞ることになり、その1チーム削減する対象がサンウルブズになりました。SRに継続して参戦するために10億円を要求されたという報道もあり、それを払うくらいなら別の方法で強化を進めることにしたのでしょう。今後、サンウルブズがどういう形で試合をするかは模索中で、SR以外でどういう対外試合を組めるか、何か答えが見つかるといいのですが。
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