Kobby loves 埼玉&レッズ

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大相撲春場所総括

2019-03-24 21:12:09 | 他スポーツ
大相撲春場所は、横綱白鵬が42回目の優勝を全勝で飾りました。今場所の白鵬はコンディションが良く、中日の栃煌山戦こそ後ろに回られる苦戦でしたが相手を落ち着いてさばいていた印象です。千秋楽の鶴竜戦は大相撲になり、立ち合いで鶴竜が左上手を引いて速攻を見せますが白鵬が残して左四つがっぷりに組み、巻き替えて白鵬得意の右四つにしてから相手が出てきたところを下手投げを打って体を入れ替えての勝利でした。

もっとも、この鶴竜戦では、下手投げを打ったときに白鵬が上腕部を痛め、表彰式で賜杯を受け取る際に朝日山親方(元琴錦)の助けを借りたほどでした。来場所は休場する可能性もあります。肉離れなどなら、痛みが引くまで休むしかなく、この負傷が彼の相撲人生に影響しないか、若干の不安はあります。

今場所は上位陣が揃って初日から好調でした。上位陣の直接対決でのつぶし合いが鍵と予想しましたが、優勝争いを盛り上げたのは伏兵の平幕逸ノ城でした。今場所は上位陣に休場者がなく、割の順番を崩してまで逸ノ城と横綱の対戦を無理に組まなかったことも理由ですが、14勝1敗はさすがでした。今場所の逸ノ城は当たっても下がらないので、そのはたきを食ってしまうのが好調の理由です。

また、今場所の注目だった関脇貴景勝の大関挑戦は、千秋楽で栃ノ心を破って10勝5敗となり、「理事会の招集を要請する」と事実上決定のコメントでした。初優勝のときと違って、今場所は上位陣が全員元気で苦しみましたが、それでも横綱鶴竜、大関高安、栃ノ心を破って内容も良く、13勝、11勝、10勝と十分に大関の成績を残しています。

逆に残念なのは、大関栃ノ心の陥落です。先場所に太ももに肉離れを負って途中休場しており、カド番でしたが、序盤で思うように星を伸ばせなかったことが響きました。それでも、大きく負け越した訳ではなく7勝8敗です。来場所の10勝を目指して、できる限りの調整をしての再起を期待したいです。

下位では、元横綱朝青龍の甥、豊昇龍(ほうしょうりゅう)が幕下上位まで上がってきました。今場所は4勝3敗と辛くも勝ち越しましたが、既に番付も15枚目以内で、近い将来のブレイクは考えられます。大鵬の孫の納谷も幕下で6勝1敗、琴桜の孫の琴鎌谷も幕下上位と、彼ら有名力士の親戚縁者による出世争いは楽しみです。
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コロンビア戦マニアック分析

2019-03-24 20:25:49 | ワールドサッカー
この日のコロンビアは1トップのファルカオこそ、昌子や柴崎岳が激しく守備をしたことで持ち味のスピードは出ていなかった印象ですが、サイドのウイングを使いたい意図は見えました。日本のウイングは個人技で仕掛けてからのシュートを狙っていましたが、コロンビアはどちらかと言えばスピードを使いたい様子でした。

そんな試合の流れが変わったのは、コロンビアの交代です。右ウイングのビジャを下げて、FWのサパタを投入してきました。サパタはセリエAのアタランタ所属のFWで、ファルカオとサパタの2トップに変えて空いた右MFにハメス・ロドリゲスを回す交代です。このサパタが、ドリブルで昌子を引き付けたことで、コロンビアのスピードが出しやすい展開に変わってきました。

前半はあまり目立っていなかったものの、左ウイングのセリエA、フィオレンティーナ所属のムリエルも、スピードを生かしたドリブルで日本のSBを押し込み始めました。決勝点となった、冨安のハンドのPKも、押し込まれた日本の流れで、マイナスのクロスをファルカオがシュートしたところでハンドしたという判定となり、このPKをファルカオが決めてコロンビアがリードを奪います。

日本は鈴木武蔵が1トップとして機能できなかったので、鈴木out香川inの交代を打ってきました。どこまで練習をしているかは未知数ですが、この交代は「日本版ゼロトップ」という、1トップにMFを置く布陣への挑戦です。香川と南野拓実が入れ替わりながらFWに入り、ボールを回すことを意図した交代のようですが、リードを奪ったコロンビアが守りを固めてきました。

それでも、日本は別の可能性も見せてきました。山口蛍out小林祐希inで、セットプレーのキッカーを小林祐希に変えてくるものです。しかし、何度CKを取ってもコロンビアの高さは崩せず、ここでも大迫勇也の不在は効いている印象です。コロンビアは1点で大丈夫とみて、ファルカオやハメス・ロドリゲスをベンチに下げてくるという余裕の采配を見せられ、試合はそのまま0-1で日本の敗戦に終わりました。

それでも、コロンビアという強い相手に、中島翔哉や堂安律の個人技は通用していました。シュート数は16本と、9本のコロンビアを上回りました。1トップという大きな宿題は残したものの、求める方向性は間違っていないと感じられた一戦でした。

















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ハメス・ロドリゲス

2019-03-24 19:37:21 | ワールドサッカー
平日に休みを取ってまで横浜国際競技場に行きたかった理由は、写真のハメス・ロドリゲスを見に行くことも目的でした。ドイツの名門、バイエルン・ミュンヘンでトップ下の彼ですが、2018年のロシアW杯での日本戦ではコンディションが悪く、彼の印象はほとんど残りませんでした。しかし、先日の試合ではなぜ彼がワールドクラスと呼ばれるか、その一端は見えました。

一番驚いたプレーが、左タッチライン際に出たロングフィードを、空中でトラップするという鮮やかな個人技でした。これは横浜国際競技場がどよめいたほどで、ボールを持てば簡単には失わないテクニックを見せてくれました。彼は2014年ブラジルW杯で得点王に輝いたセカンドストライカーですが、トップ下の本来の役割であるパスを出す能力も高かったです。

この日のコロンビアは4-2-3-1の布陣で、1トップのファルカオに横からボールを入れたいのがコロンビアの狙いでした。そのため、トップ下のハメス・ロドリゲスには持ったらさばいて、両ウイングにいい位置で持たせたいのが彼への指示だったようです。正確に何本もパスを通せる技術は、真のワールドクラスを感じます。

また、この日のハメスは運動量も持っていました。トップ下が定位置ですが、前のファルカオが潰されていると感じるとサイドやボランチのラインまで引いて受けられる動きの量もありました。直接、彼の一撃で日本が負けたわけではないですが、ハメスはいい選手だと十分に感じて、横浜国際から帰ってくることができました。











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