Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

荒川土手の彼岸花

2017-09-21 22:22:35 | 埼玉
今日は文章を書く元気が出ないので、今週月曜日の祝日に撮った荒川土手の彼岸花の写真です。この日は真夏を思わせるような暑さでしたが、彼岸花は気温ではなく日照時間で咲くようで、彼岸花だけは毎年、同じ場所に同じ時期に咲きます。土手の「彼岸花ロード」、今年も見ることができました。

以下に写真を並べます。















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無理攻めが痛かった(9/20天皇杯浦和対鹿島)

2017-09-20 22:02:39 | 浦和レッズ
今日の天皇杯鹿島戦は、2-4で浦和の敗戦に終わりました。仕事を終えてテレビの前に座れたのは前半終了間際だったので、既に1点ビハインドという苦しい状況になった後でした。さらに、後半開始直後、パスを受けようとしたレアンドロがGK榎本哲也のファウルをわざともらいに行ったようなプレーでPKを与え、浦和は絶望的とも言える2点リードを奪われます。

それからの浦和が、ちょっと違いました。浦和の4-1-4-1はカウンターを食らうリスクは覚悟して、思い切ってボール支配率を上げに行くことができます。もちろん、左SBの本職がいないという問題は今の浦和では深刻で、今回の槙野の左SBだと相手DFはわざと得意でない左足で上げさせるような守備をしてきます。

それでも、浦和はCKを何本も取ることができていました。堀監督がキッカーを高木俊幸から矢島に変えた采配も当たり、そのCKから森脇がゴール前に入れたボールをズラタンがコースを変えて1点差に追い上げると、カウンターで長澤がキープして、遠藤のクロスから武藤がGK曽ヶ端の股間を抜くシュートで同点に追いつきました。

勝負を分けたのは、そこからの戦い方でした。同点になった以上、延長戦に持ち込むことも考えていいはずです。少なくとも、ビハインドを追うために無理して前にかかる、それまでの戦い方とは変える必要がありました。しかし、浦和は90分決着を狙って、無理に前にかかるこれまでの戦い方を続けてしまいました。

特に、この布陣だと右SBの森脇と左SBの槙野が同時に上がって大きなピンチを招くことがあります。しかも、CBは阿部勇樹、遠藤航と二人とも本来ボランチの選手です。この、浦和の無理な攻撃は、鹿島にカウンターをしてくれと言っているようなものでした。鹿島が、フリーになる決定機を外さなかった勝負強さもあるにせよ、最後のカウンターは見ていられないほどでした。

やはり、鹿島は普通の相手とは違いました。しかも、温存と思っていた柏木やラファエル・シルバが試合に出られる状態でなかったという、後でわかった誤算もあります。この負けを、どう消化するかまだ頭が整理できていませんが、次の鳥栖戦で会心の試合をしてチーム状態を上げてくれと願うしかありません。
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ワンクッション(大迫勇也)

2017-09-19 22:02:31 | ワールドサッカー
今日はネタがないので穴埋めネタで、これまで岡崎慎司が不動の存在だった1トップのポジションを奪う勢いのFW、大迫勇也選手の記憶です。大迫勇也は鹿児島城西高校で、高校選手権最多得点記録である10得点を記録し、大きな期待を受けて鹿島アントラーズに入団しました。もっとも、高校選手権当時はヘディングでのゴールが1点もないという課題があり、即戦力というわけにはいかない過去がありました。

鹿島では比較的早く出てきました。2年目で早くも背番号9をもらうほどで、当時は興梠(現浦和)とのコンビが多かった記憶です。ターゲットタイプの大迫の周りを興梠が動くという、このコンビは機能していた印象があります。日本代表でも、当時激戦区だったザックジャパンの1トップを、岡崎慎司、柿谷曜一朗らと争い、ブラジルW杯にも出場しています。

もっとも、大迫の良さがわかってきたのは、ケルンでのプレーを見たからです。大迫は2部の1860ミュンヘンに移籍して、そこでの活躍を評価されて名門のケルンに移籍することができましたが、ケルンでの大迫のプレーを見ていると得点だけがFWのアピールポイントではないと感じます。

大迫は当時、フランス人ストライカーのモデストと2トップを組んでいましたが、二桁得点はモデストの役割で、大迫はそれほど点を取っていませんでした。しかし、大迫は外されない信頼を勝ち得ていました。その理由として、大迫の足元がうまく、ボールを収めてモデストに点を取らせる動きが優れていた点が挙げられます。大迫のところで収めてから、モデストが裏のスペースに走る攻撃で、ケルンは残留争いをしないで済む位置にいました。

ハリル監督の日本代表でも、大迫の役割はこれと似ていました。大迫の代表でのポジションは1トップですが、その足元のうまさを生かしてボールを収めて、スピードのある久保裕也や原口元気を走らせる攻撃を機能させることができていました。会心の試合だった、ホームのサウジアラビア戦は大迫効果とも言える試合でした。

おそらく、ロシアW杯でも大迫がFWの中心になるでしょう。ポストプレーと言っても実際は「前線のゲームメーカー」のような存在なので、コンビを組む選手の能力が試されます。この攻撃が、世界に通用するように、これからの親善試合でコンビを合わせていって欲しいと願います。
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下位打線の強化(外崎修汰)

2017-09-18 21:29:12 | 他スポーツ
パリーグはソフトバンクの優勝が決まりましたが、西武と楽天がCS1stステージをホームで開催できる2位をめぐって争っています。もちろん、この1stステージに勝っても、西武にとっては大の苦手のヤフオクドームで、ソフトバンク相手に4勝2敗以上の成績を収めないと日本シリーズに行けない狭き門が待っていますが、それでもソフトバンクに少しでも嫌なイメージを残しておこうと、西武はソフトバンク相手に2試合連続サヨナラ勝ちと結果を出しました。

この2試合は、ロースコアだった昨日の試合、点の取り合いだった今日の試合と、内容は正反対でした。それでも、四死球を選んで塁を埋めたり、勝負の展開になったら代走を送って次の塁を狙う、辻監督の積極策が功を奏しました。そういう、接戦に持ち込むことが可能になった要因には、犠飛が打てることと、下位打線が強化されたことが挙げられます。

昨年までのライオンズでは、3塁に走者を送っても犠飛も出ず無得点の場面はよくありました。今年のライオンズでは、クリーンアップの浅村や山川穂高はもちろんですが、下位打線でも犠飛が打てることが多いです。特に、今季評価できるのは大卒3年目の外野手、外崎修汰選手です。

彼はもともとは内野手で、去年は遊撃のポジション争いをしていました。今季、盗塁王にも輝いた金子が開幕から負傷で出遅れたので、その代役に外崎が外野手で起用されます。それまでの野球人生で外野は経験がないという思い切った起用でしたが、俊足という特徴を生かし、そのポジションを粘り強く守ります。

開幕から1か月ほどで、外崎の打率は2割ちょうどくらいでした。7,8番で起用されることが多かったですが、正直辻監督が我慢して起用している印象でした。それでも、外崎と源田にはできるだけ代打を出さず、相手の勝ちパターンの継投の投手の球筋も見させた結果、打率も少しずつ上がっていき、今は2割5分前後まで来ました。

この外崎が下位打線に定着したことで、課題だった下位打線の強化はある程度成果を出しました。今は本来4番打者の中村剛也が7番を打つほど打線は強化された印象はあるので、あとは守備です。大事なところで失策で献上する点がまだ多いので、そこを鍛えてCSでヤフオクドームの「鬼門突破」を期待したいです。
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天皇杯鹿島戦プレビュー

2017-09-18 18:28:40 | 浦和レッズ
今度の水曜日、浦和は天皇杯のベスト16で、鹿島アントラーズと対戦します。運が良ければ筑波大を引く可能性もあったので、くじ運としては最悪ですが、チームの総力を結集して勝たなければならない試合と明確に定まったことは必ずしもマイナスではないと感じています。事実、天皇杯に主力を投入するために、磐田戦で柏木や阿部勇樹を温存するなどの対策を打っています。

それには理由があります。浦和はリーグ戦で8位と低迷し、リーグ戦でのACL出場権獲得が厳しい状況です。それよりは確率の高い、ACL出場権を得られる天皇杯優勝を狙うという方針を決めた堀監督の意図は理解できます。また、リーグ優勝を狙う鹿島が、この天皇杯でメンバーを落とす可能性があることも理由です。

今回の試合では、磐田戦を温存された、柏木や阿部勇樹、ラファエル・シルバらの活躍が必須です。特に柏木は、堀監督の4-1-4-1のインサイドハーフが非常に合っており、時折守備に帰りながら真ん中でボールを持って展開する役割で、ACL川崎戦の逆転勝利に大きく貢献しました。今回もそれに近い活躍を期待したいです。

対戦相手の鹿島は、リーグ戦は新潟戦のアウェイ戦でした。この試合は4-2と逆転勝利を収めています。リーグ優勝が目標の鹿島にとって、新潟戦から中3日、次節のG大阪戦まで中2日となるこの試合は、本音は「できればやりたくない試合」でしょう。それが心の隙になって、チームが乗り切れていなければチャンスです。

それでも、ベンチスタートだったメンバーに、GKクォン・スンテ、DF山本脩斗、ボランチ永木、小笠原満男がおり、FWの鈴木優磨は帯同すらしていません。たとえ全員入れ替えてきても、それなりのメンバーが揃うのが鹿島というチームの強みで、そんなサブメンバー次第で試合内容は変わってくるでしょう。

戦術的には、鹿島はダブルボランチを置いたボックス型の4-4-2で来ることは間違いなさそうで、浦和も対策は立てているでしょう。もっとも、鹿島がボランチを最終ラインに入れる戦術的な仕掛けに敗れた試合もあり、この試合は立ち上がりの鹿島の動きに気を付けて試合を見たいと思います。
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大相撲秋場所7日目

2017-09-17 21:51:34 | 他スポーツ
昨日、大相撲秋場所を観戦しに、両国国技館に出かけていました。今年は初めての相撲の生観戦でしたが、これで国技館に通うのは5年連続です。最近、コンパクトデジカメを最新機種に更新したことで、これまでは巡業に行かなければ撮れなかった力士の写真が、本場所でも十分可能とわかったのが大きな発見でした。

取組では、いつも幕下から見る私のパターンで、3戦全勝同士の対戦だった常幸龍対水戸龍に注目しました。常幸龍は元小結の実績あるベテランで、一時三段目まで落としていた番付をようやく幕下上位まで戻してきました。水戸龍は学生横綱のモンゴル人「トゥルボルト」君です。幕下15枚目格付け出しから3場所目の若手です。

この取り組みは水戸龍がうまく立ち合いで先手を取り、常幸龍に何もさせず押し倒し、全勝優勝での十両昇進に望みをつなぎました。また、幕下最後の一番の貴源治対琴太豪の取組も印象的で、貴源治が思い切りよく突っ張ったものの琴太豪も粘って大相撲になりますが、最後貴源治が寄り倒して勝利しました。

相撲は、幕下からずっと見て行くと、レベルが上がっていくのがわかります。幕下では力強さは出てくるものの攻防はあまりないですが、十両になると攻防が出てきます。これが幕内になると、立ち合いから寄りなどのスピード感が相当です。テレビ観戦では幕内のレベルが当たり前のようになってしまいますが、このレベルの違いは国技館に行って初めてわかると感じます。

十両では、希善龍対琴恵光の取組が印象的でした。琴恵光が両差しの絶対優位な体勢で寄り切ったかに見えましたが、希善龍が小手に巻いた左で投げを打って土俵際でもつれ、同体取り直しの判定になります。取り直しの一番でも同じように琴恵光が両差しになり、奇跡を二度狙った希善龍でしたが、今度は琴恵光は投げを食わないように真っ直ぐに寄って決着しました。

上位は大関豪栄道と横綱日馬富士だけでしたが、豪栄道は正代相手に押しに徹し、押し出しで番付通りの力を見せました。日馬富士は相手松鳳山の押しに苦しみますが、粘りながら前みつを引いて最後は寄り切って勝利しました。稀勢の里人気や4横綱という話題性はあったものの蓋を開ければ休場者続出というのは残念でしたが、それでも相撲の持つスピード感や力感を、生で見ておけたので、楽しめた一日でした。





































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オフサイドトラップを仕掛けた磐田(9/17磐田対浦和)

2017-09-17 20:47:16 | 浦和レッズ
今日の磐田対浦和のアウェイ戦は、1-1の引き分けに終わりました。上位追撃には勝ち点3が欲しかった浦和にとっては残念な結果でしたが、それでも柏木や阿部勇樹を温存しての結果ですから、ある程度やむを得ない一面もあります。チーム事情として、リーグ戦で3位以内を狙うのが難しくなったので、ACL出場権が得られる天皇杯を優勝したいという思いもあったと思います。

この日の浦和は、前節と同じ4-1-4-1を採用してきました。磐田相手にボールを支配して勝つという意図だったと思います。川崎戦が出場停止だった武藤を、1ボランチの青木のサポート役につけて、守備を安定させながら左サイドの高木俊幸を使いたいという狙いだったと思います。右サイドのベテラン、平川も普段出ていないためここでの活躍を期待したでしょうが、前半の接触プレーで負傷して後半頭に梅崎と交代しました。

対する磐田は、川又を1トップに置く3-6-1でしたが、両アウトサイドの小川、宮崎を最終ラインまで下げて5バック気味に守ってきました。しかし、ただ引いて守るだけでなく、シャドーのアダイウトンにアンカーの青木のところを狙わせる、最終ラインは正確にラインコントロールして浦和の攻撃をオフサイドに掛けるなどの戦術的な徹底をしてきました。

ボール支配率は60%を超えた浦和でしたが、前半は持たされていたような印象で、逆に磐田のカウンターが冴えて中村俊輔のFKから川辺の頭に合ってこぼれたところをムサエフが詰めて磐田が1点を先制して前半を折り返します。このゴールを見て、磐田は守り切るゲームプランに決めたらしく、しっかり引いてカウンターと決めたように見えました。

前半もクロスは上がっていたものの、矢島が決定機を外して追いつけなかった浦和ですが、矢島outズラタンinで流れが変わりました。
クロスの放り込む場所が決まったことで興梠も動けるようになり、同点ゴールは青木の縦パスから興梠が頭ですらして、GKカミンスキーの頭上を抜く見事なシュートでした。

惜しむらくは、もう少し同点ゴールが早ければ勝つことも可能だったと思います。それでも、堀監督の4-1-4-1が少しずつですが成熟してきており、相手にカウンターで攻められるピンチが減ってきています。おそらく、ACLと天皇杯にある程度狙いを絞ったのでしょうが、そこで結果を出すことを、サポーターとしては期待するだけです。
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磐田戦プレビュー

2017-09-16 09:58:25 | 浦和レッズ
浦和は明日、ジュビロ磐田とアウェイのエコパスタジアムで対戦します。明日は台風の通過が予想されており、静岡まで出かける皆さんは気をつけてください。浦和はACL準々決勝2ndレグで、川崎相手に2点差をひっくり返す勝利を収め、チーム状態はだいぶ持ち直したと思います。堀監督になってから非公開練習が増え、スタメン予想は難しいですが、川崎戦を勝利した4-1-4-1が続くのではと思います。

対戦相手の磐田は、今季6位と好調です。その要因として考えられるのは、MF中村俊輔とFW川又の加入だと思います。ボールが収まる箇所が、彼らの加入で2か所できたので、もともとサイドアタッカータイプを多く輩出する磐田にとって攻めの拠点ができることが、ここまでの好成績の理由でしょう。

ホーム埼玉スタジアムでの磐田戦は2-4で敗れています。この試合では浦和サイドは磐田が引いてくると予想していたようですが、意外にも磐田は積極策で攻めに出たので、対応できずに守備が崩壊しました。特に、GK西川がこの試合では不安定で、相手FWアダイウトンに抜かれる失態も演じています。

浦和の4-1-4-1は、ある程度攻めに出ることが前提の戦術です。SBが森脇と槙野では、二人とも同時に上がってしまったときのカウンターが怖いですが、それでもマウリシオの復帰で中央の守備は落ち着くと思うので、好調の高木俊幸をうまく使ってスピードで攻めたいところです。

また、ACLの勝因には、柏木の復帰が大きかった印象です。柏木がいないとサイドでボールを持つしかないですが、柏木がいることで真ん中でボールが持てるので、左右両方のサイドをバランス良く使えたというのが大きいと思います。柏木はこの日はインサイドハーフでのスタメンが予想されています。

優勝は厳しくなった浦和ですが、一つずつ勝ってチーム状態を上げたいはずなので、この磐田戦は勝利を挙げて弾みをつけたいでしょう。川崎戦の疲れはあるでしょうが、サポーターが期待するのは常に勝利です。
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ACL川崎F戦マニアック分析2

2017-09-14 22:25:06 | 浦和レッズ
昨日の川崎戦の逆転勝利、ポイントは2か所だったと思います。まずは、川崎が車屋を退場で失った後の対応です。川崎ベンチは、定石通り前の選手を下げて、車屋の位置の左SBを補充する交代をしてくることは予想できます。ここで鬼木監督の決断は中村憲剛を下げて田坂を入れるものでした。

おそらく、運動量を考慮して、中村憲剛より動ける選手を残したかったのでしょうが、これによって川崎のカウンターがまったくつながらなくなってしまいました。中村憲剛が脅威なのは、先制点につながるスルーパスを出すなど明らかで、川崎がどこにボールを収めていいかわからなくなることになりました。ここで家長か阿部浩之を下げていればどうだったかという思いはあります。

次のポイントは、後半に打った堀監督の勝負手です。多くのCKを獲得するものの点にならない、しびれる展開で堀監督は、DFマウリシオを下げてFWのズラタンを入れる交代を打ちました。これはかなり思い切った手でした。アウェーゴールを考えると、川崎に2点目を入れられると試合が終わってしまうので、後ろを森脇、阿部勇樹、槙野の3バックにしてくるこの手はどうかと思ったのは正直なところです。

しかし、この手は見事に正解でした。CKは15本近くあったので、高さが必要とみてのズラタン投入でしたが、見事に柏木のCKがズラタンの頭に合って2点目を入れて追い上げることに成功します。最後は矢島を下げて駒井を入れて、3-4-3で興梠とズラタンとラファエル・シルバをCFにする、前がかりの布陣で総攻撃を仕掛けます。

これが効いて、浦和は延長に持ち込むことなく、90分で逆転することに成功します。また、交代以外のポイントは柏木の復帰でした。柏木は後ろでさばける、浦和では代えの効かない選手で、柏戦の敗戦は彼がいなかったこともあると思います。柏木一人入るだけで、これほどボールが回るのかと驚くほどのボール支配率を実現しました。

この結果、浦和はACL準決勝進出です。準決勝の相手は上海上港(中国)です。オスカル、フッキというブラジル代表クラスを誇る強力な攻撃力がありますが、1次リーグでの対戦は1勝1敗と勝てない相手ではありません。ここまで来たら決勝に行きたいと、サポーターなら誰もが思うはずで、久しぶりに気持ちの踊る試合が来ました。
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奇跡起きる(9/13ACL浦和対川崎)

2017-09-13 22:46:25 | 浦和レッズ
今日のACL川崎戦、トータルスコア5-4で浦和が奇跡の逆転での準決勝進出です。逆転には3点差が必要だった浦和は、柏戦の4-1-4-1をそのまま継続してきました。高木俊幸の好調さを、この試合でも生かそうとしたのでしょう。しかし、SBが森脇と槙野では守備が不安という予想通り、槙野が戻り切れないタイミングで中村憲剛にスルーパスを出され、GK西川の判断ミスもあってエウシーニョのゴールで川崎に先制点が入ります。

最低でも前半で同点に追いついておかないと、川崎はエドゥアルドを入れて5バックにして守ってくる恐れがありました。そんな微妙な時間だった前半35分に入れておいた、矢島のスルーパスからの興梠のゴールは効きました。これで、2点入れて延長に持ち込むという選択肢も生まれたからです。

また、浦和の4-1-4-1はカウンターを食らうリスクはありますが、高いボール支配率ができることは柏戦でも見せています。その浦和の圧力に耐えきれなかったのか、川崎の左SB車屋が、興梠が頭で競ったボールに足で行って顔面を蹴るという危険なプレーで一発退場を宣告されます。これで、川崎は中村憲剛を下げてDFの田坂を入れ、家長と阿部浩之をボランチのラインまで下げる4-4-1で残り時間を守り切るしか選択肢がなくなりました。

それでも、川崎が数的不利でもつなぐことができれば、時計の針を進めながらの戦いも可能だったでしょう。それをさせなかった、浦和のボランチ以下の選手の高い集中力が、この日は効いていました。浦和の堀監督は、DFのマウリシオを下げてFWのズラタンを入れるという、大きなギャンブルを打ってきます。おそらく川崎はつなげないと予想したのでしょう。

その賭けが見事に当たりました。浦和は連続して何本もCKを取り、川崎はぎりぎりのところでGKチョン・ソンリョンが守るという一方的な展開になります。やはり、これだけの長い時間、ずっと守備だけというのは、川崎ほどの強豪でもきつかったのでしょう。次々入れたCKから、ズラタンがヘディングで決めた2点目が大きく流れを変えます。

この後、矢島を下げて駒井を入れた浦和は、CFにラファエル・シルバ、ズラタン、興梠を置く3-4-3でさらに圧力を強めます。サイドに固定するウイングは不向きではと思っていたラファエル・シルバが、FWになったことでよみがえり、トータルスコアで同点にすると最後は森脇のクロスを高木俊幸が決めて奇跡の逆転を果たしました。

こういうことが起こるから、サポーターはやめられないのでしょう。ACL、優勝して堀監督にアジアのタイトルをと、期待したくなりました。
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