Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

コロンビア戦マニアック分析

2019-03-24 20:25:49 | ワールドサッカー
この日のコロンビアは1トップのファルカオこそ、昌子や柴崎岳が激しく守備をしたことで持ち味のスピードは出ていなかった印象ですが、サイドのウイングを使いたい意図は見えました。日本のウイングは個人技で仕掛けてからのシュートを狙っていましたが、コロンビアはどちらかと言えばスピードを使いたい様子でした。

そんな試合の流れが変わったのは、コロンビアの交代です。右ウイングのビジャを下げて、FWのサパタを投入してきました。サパタはセリエAのアタランタ所属のFWで、ファルカオとサパタの2トップに変えて空いた右MFにハメス・ロドリゲスを回す交代です。このサパタが、ドリブルで昌子を引き付けたことで、コロンビアのスピードが出しやすい展開に変わってきました。

前半はあまり目立っていなかったものの、左ウイングのセリエA、フィオレンティーナ所属のムリエルも、スピードを生かしたドリブルで日本のSBを押し込み始めました。決勝点となった、冨安のハンドのPKも、押し込まれた日本の流れで、マイナスのクロスをファルカオがシュートしたところでハンドしたという判定となり、このPKをファルカオが決めてコロンビアがリードを奪います。

日本は鈴木武蔵が1トップとして機能できなかったので、鈴木out香川inの交代を打ってきました。どこまで練習をしているかは未知数ですが、この交代は「日本版ゼロトップ」という、1トップにMFを置く布陣への挑戦です。香川と南野拓実が入れ替わりながらFWに入り、ボールを回すことを意図した交代のようですが、リードを奪ったコロンビアが守りを固めてきました。

それでも、日本は別の可能性も見せてきました。山口蛍out小林祐希inで、セットプレーのキッカーを小林祐希に変えてくるものです。しかし、何度CKを取ってもコロンビアの高さは崩せず、ここでも大迫勇也の不在は効いている印象です。コロンビアは1点で大丈夫とみて、ファルカオやハメス・ロドリゲスをベンチに下げてくるという余裕の采配を見せられ、試合はそのまま0-1で日本の敗戦に終わりました。

それでも、コロンビアという強い相手に、中島翔哉や堂安律の個人技は通用していました。シュート数は16本と、9本のコロンビアを上回りました。1トップという大きな宿題は残したものの、求める方向性は間違っていないと感じられた一戦でした。

















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ハメス・ロドリゲス

2019-03-24 19:37:21 | ワールドサッカー
平日に休みを取ってまで横浜国際競技場に行きたかった理由は、写真のハメス・ロドリゲスを見に行くことも目的でした。ドイツの名門、バイエルン・ミュンヘンでトップ下の彼ですが、2018年のロシアW杯での日本戦ではコンディションが悪く、彼の印象はほとんど残りませんでした。しかし、先日の試合ではなぜ彼がワールドクラスと呼ばれるか、その一端は見えました。

一番驚いたプレーが、左タッチライン際に出たロングフィードを、空中でトラップするという鮮やかな個人技でした。これは横浜国際競技場がどよめいたほどで、ボールを持てば簡単には失わないテクニックを見せてくれました。彼は2014年ブラジルW杯で得点王に輝いたセカンドストライカーですが、トップ下の本来の役割であるパスを出す能力も高かったです。

この日のコロンビアは4-2-3-1の布陣で、1トップのファルカオに横からボールを入れたいのがコロンビアの狙いでした。そのため、トップ下のハメス・ロドリゲスには持ったらさばいて、両ウイングにいい位置で持たせたいのが彼への指示だったようです。正確に何本もパスを通せる技術は、真のワールドクラスを感じます。

また、この日のハメスは運動量も持っていました。トップ下が定位置ですが、前のファルカオが潰されていると感じるとサイドやボランチのラインまで引いて受けられる動きの量もありました。直接、彼の一撃で日本が負けたわけではないですが、ハメスはいい選手だと十分に感じて、横浜国際から帰ってくることができました。











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埋まらない1トップ(3/22日本対コロンビア)

2019-03-23 22:14:06 | ワールドサッカー
昨日の日本代表コロンビア戦は、0-1の敗戦に終わりました。その1点は冨安のハンドによるPKで、流れの中ではスコアは動かなかった試合ですが、日本にとっては多くの課題が出た試合だったと感じます。まずは、6月の南米選手権に招待出場する日本にとって、FWの大迫勇也が所属クラブの意向で呼べないことがわかっているので、今は代役探しが必要です。

その代役候補として起用されたのが、コンサドーレ札幌所属のFW鈴木武蔵でした。後ろの3シャドーは個人技のある中島翔哉、南野拓実、堂安律の強力な3人でボールは出てくるので、いいポジションを取ることと、持ち味のスピードを出したかったでしょう。しかし、相手のコロンビアにはイングランド・プレミアリーグでプレーするミナとサンチェスという強力なCBがいました。

この屈強なCB相手に、鈴木武蔵はまったく持ち味を出させてもらえませんでした。鈴木は初代表で、代表のサッカーのテンポの速さに適応し切れず、決定機もシュートに至れず後半途中で交代という残念な結果に終わりました。残念ながら、1トップに誰を据えるかというテストは失敗だったと思います。もっとも、後ろの3シャドーは持ち味を出していました。

相手のコロンビアは、国際的には無名の日本の左SB佐々木翔(広島)のところが狙いどころと見て、右SBのパラシオスを積極的にオーバーラップさせて押し込むことを狙ってきました。右ウイングのビジャと連携してサイドからクロスを浴び、相手FWファルカオが絶好調だったら危なかったという場面も多く作られています。もっとも、コロンビアが右SBを上げるということは対面の中島翔哉にとってはチャンスとも言えます。

今の日本は、海外経験も多くなってきており、ドリブルで仕掛ける動きは当たり前になってきています。この中島翔哉のドリブルで1枚はがして、サイドから佐々木翔を上げてクロスを狙わせる攻撃もありました。また、鈴木武蔵が機能しないならばと、後ろから堂安律や南野拓実が思い切ってシュートを狙う場面も多く作りました。

しかし、前半は0-0で折り返します。コロンビアというチームは、この試合を見るまではパスをつなぐテクニックのチームと思っていましたが、実際のコロンビアの武器は他にもありました。それは、重戦車のように仕掛けてくるドリブルでした。これを見て、さすが世界の8強まで行ったチームと思うのですが、続きは明日のマニアック分析で補足します。












乾貴士


香川真司


佐々木翔


柴崎岳


中島翔哉


堂安律


南野拓実




鈴木武蔵
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イチロー、現役引退

2019-03-22 13:17:54 | 他スポーツ
今日は、メジャーリーグのマリナーズに所属するイチロー外野手の現役引退が大きなニュースでした。彼は昭和48年生まれの45歳で、同世代の自分としては大いに刺激を受けた選手でした。愛工大名電高校時代は投手で、高卒時のドラフト順位こそオリックスの4位とそれほど高い評価ではなかったですが、外野手に転向したことで頭角を現します。

彼は1年目から目立っており、ジュニアオールスターのMVPと、40試合近くに出場して2割5分と一軍でも結果を出していました。2年目の開花は間違いないと思っていましたが、当時の土井監督が育成できず、開花は3年目のシーズンに持ち越されます。このときの仰木監督が、当時のプロ野球に鈴木姓が多く本名の鈴木では目立たないと判断して、登録名をカタカナの「イチロー」にしたことで注目を集めるようになります。

イチローの日本時代の印象は、バットコントロールの超人的なうまさが強いです。ワンバウンドのボールをヒットにした伝説もあり、当てることに関しては断トツのトップレベルでした。私のレベルの低い経験で申し訳ないですが、彼の「振り子打法」をサークルのソフトボールで遊びで試したところ、相手投手とのタイミングが取りやすかったです。

イチローといえば、野球に関する独特な世界観も印象的です。彼のようなアベレージヒッターは、打率で価値を考えがちですが、イチローは「安打数」「得点数(ホームインした数)」にこだわりを持っていました。以前のプロ野球では首位打者を取るために打率を下げないために試合を欠場するという風潮がありましたが、彼は最後まで試合に出て、安打数を稼ぐことが価値だと確信していました。

そのため、プロ野球に「最多安打」というタイトルができることになり、イチローのようなタイプを認める流れはできました。日本プロ野球でも200本安打を初めて成し遂げ、その後7年連続でパリーグの首位打者はイチローで決まりという、圧倒的なレベルを見せつけることができました。当時、ポスティングという、メジャーリーグに移籍する選手に対し相手球団から移籍金を取れる制度ができたので、それでマリナーズに移籍します。

メジャーリーグでも歴代に残る最多安打記録を達成し、全米で名が知られている数少ない日本人選手です。そんな彼も、オープン戦で20打席以上無安打が続きこれ以上の現役続行は無理と思ったのでしょう。よくここまでできたと、拍手を送りたくなる活躍でした。
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田島ヶ原の近況1

2019-03-21 21:56:05 | 埼玉
さいたま市にある、桜草公園で散歩していました。ここ、田島ヶ原のサクラソウですが、まだ二株程度しか咲いておらず、トップの画像は数少ないサクラソウの花です。それでも、この田島ヶ原は草焼きをしており背の低い草も育つので、サクラソウ以外の脇役陣も楽しめます。いろいろ、手持ちのカメラで撮ってきたので写真を載せます。


ユリ科の植物「アマナ」です。


アマナは春のトップランナーで、写真のように群落を作ります。


つくしも育ちます。


アメリカスミレサイシンのようです。


サクラソウの葉です。




レンギョウです。






大島桜です。




ゆきやなぎです。



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ナポリ対ユベントス

2019-03-20 22:18:00 | ワールドサッカー
イタリア・セリエAの首位攻防戦、ナポリ対ユベントスの映像を見ていました。4-3-3でポゼッション率を上げて攻めたいユベントスに対し、ナポリは堅守速攻に狙いを絞って、相手ボランチのプヤニッチのところにプレスに行ってからの速攻でした。今一つぎこちない印象を受けたユベントスに対し、狙いが絞れているナポリの方がいいサッカーをしている印象でした。

しかし、そんな好ゲームは一つのプレーで動きます。ナポリ右SBマルキュイのバックパスがミスになって、Cロナウドのところに渡ります。ドリブルを仕掛けたロナウドに、ナポリGKメレトがファウルして一発退場となり、ナポリは仕方なくFWのミリクを下げて控えGKオスピナを投入せざるを得なくなります。その、オスピナの最初のプレーとなったFKを、プヤニッチが直接蹴り込んでユベントスが先制します。

数的不利になったナポリは、4-4-1と自陣に引きながら、少ないカウンターのチャンスに望みをかけてきました。数的優位となったユベントスが優位性を生かせないのに対し、ナポリはカウンターからポスト直撃の惜しいシュートを放つなど、不利なりにできるサッカーをしてきました。ナポリとしては最悪、0-1のまま前半を折り返したい狙いでしたが、ユベントスはCKを何本も取ってセットプレーで攻めます。

そんな中、ユベントスがCKを直接蹴らず、ショートコーナーにしたのが一瞬の隙になりました。そのクロスから、エムレ・ジャンの頭に合ってユベントスが2-0と大きなリードを得ます。これで、ナポリはギャンブル的な交代を打たざるを得なくなり、後半の頭から右SBのマルキュイを下げてFWのメルテンスを入れ、後ろを3枚にして前に人数をかけてきました。

これはユベントスにはプレッシャーになったようで、相手縦パスに対しプヤニッチがハンドの反則で2枚目のイエローカードをもらって退場になり、試合は10-10の数的同数になります。両チームとも一人少ないことで、スペースを埋めるサッカーはできなくなり、両チームともスペースを狙ったオープンゲームの様相になります。

ナポリは後半の間ボールを支配し、左クロスからカジェホンのゴールで1点を返し、その後もユベントスゴールを脅かしますが、あと一歩が届かず、試合はそのまま2-1でアウェイのユベントスの勝利に終わりました。結果的に、セットプレー絡みで得たユベントスの2点目が大きく物を言いました。それだけ、一人多い時間を利用するのもサッカーでしょう。
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コロンビア戦プレビュー

2019-03-19 22:59:35 | ワールドサッカー
今度の金曜日、日本代表は日産スタジアムでコロンビア代表と対戦します。この対決はロシアW杯のグループリーグ初戦の再戦で、当時は相手DFが前半の早い時間でハンドで退場になり、その数的優位を生かした日本代表が2-1で勝利しています。当時のメンバーで残るのは日本代表は乾、香川真司、宇佐美、柴崎、東口だけと、森保監督のもとでだいぶ世代交代しています。

コロンビア代表のメンバーを見ると、おなじみのファルカオ(モナコ)、ハメス・ロドリゲス(バイエルン)の名前があります。ファルカオは万能型ですが、どちらかと言えばスピードを武器にします。もっとも、アーリークロスを送り込んでもある程度は勝てるFWなので、今回の日本代表には経験のある吉田や槙野がいないことから、厳しい相手になります。

ハメス・ロドリゲスはトップ下の選手です。もっとも、2014年のブラジルW杯で得点王になった事実からしても、セカンドストライカータイプのMFです。彼が後ろから出てくる動きに、日本DF陣がどこまで対応できるかも試されることになります。ブンデスリーガでハットトリックを決めるなど、最近は絶好調という報道です。

コロンビア代表は監督が最近代わっています。8年間指揮を執っていたペケルマン氏が退任し、後任にはアジアカップでイラン代表を指揮していたポルトガル人のカルロス・ケイロスが就任しています。ケイロスは元名古屋監督のベテランで、アジアカップ準決勝に次ぐ対戦となります。あまり奇策は打ってこない監督で、普通に4-2-3-1で来ると予想しています。

日本としては、今回のチームは多少守備に不安がありますが、ストロングポイントである堂安、南野、中島翔哉の3シャドーの力を前面に出せると思います。彼らが個人技で思い切り良く仕掛けたことが、10月のウルグアイ戦の勝利にもつながっており、思い切って攻める日本代表を見てみたいです。

もちろん、3シャドーが思い切って仕掛けるためには、ダブルボランチの守備の充実が求められます。山口蛍、柴崎らがどこまで守備で前を助けられるか次第でもあります。好ゲームを期待したいです。
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大相撲春場所中盤戦

2019-03-18 22:20:17 | 他スポーツ
大相撲春場所、昨日で中日8日目を終えました。よく「荒れる春場所」と言われますが、今場所は上位陣が順調に勝ち星を伸ばしています。今日の勝敗はチェックしていませんが、昨日まで横綱白鵬が8戦全勝、横綱鶴竜、大関豪栄道、高安らが1敗で追う展開です。今場所は上位陣による、星のつぶし合いが優勝の鍵となる、久しぶりの展開です。

先場所、10連勝しながらまさかの失速で優勝を逃した白鵬ですが、今場所は内容も良く圧倒する勝ち方ができています。昨日の栃煌山戦こそ苦戦で、後ろに回られながら捨て身の小手投げがうまく決まった勝利でしたが、今場所は彼の得意とする「先行逃げ切り」に持ち込めそうです。下位で好調の逸ノ城あたりと当てられるでしょうが、今のところ死角はなさそうに見えます。

大関昇進がかかる関脇貴景勝は、中日を終えて6勝2敗です。彼もプレッシャーがあるようで、先々場所の初優勝のときのように思い切った取り口ではないですが、それでも下位力士相手には持ち味の押しがうまく決まっています。昇進のノルマは10勝以上でしょうが、この調子なら何とかいけそうではと予想しています。

カド番の栃ノ心の土俵は気になります。今場所で陥落すると5場所で、大受と並ぶ史上最短タイの大関在位という不名誉な記録となってしまう恐れがあります。四つになれば彼の怪力が出ますが、離れて取ると痛めている太ももの影響があります。上位戦も残っており彼の道は険しいですが、何とか8番勝って来場所以降につなげて欲しいものです。

下位では、写真の平幕大栄翔が高安と豪栄道を破る殊勲の星を挙げています。埼玉県朝霞市の出身で、さいたま巡業ではご当所ということで意欲的に稽古に励んでいました。これまで、上位挑戦はことごとく跳ね返されていましたが、今場所は上位で勝ち越すチャンスで、三賞争いにも絡む活躍を期待したいです。

また、今場所は元大関照ノ富士が序二段で久々に土俵に上がっています。今、相撲協会のHPで成績を調べると5戦全勝です。まずは一場所で三段目に戻り、そこからどんな相撲が取れるか、映像では見られないでしょうが楽しみにしています。
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鉄分補給

2019-03-17 22:09:28 | 雑記
先日の水戸旅行、鉄道に乗ること(鉄分補給)も一つの楽しみでした。偕楽園臨時駅という、梅まつりの時期の土日しか開業しない駅で降りると、回収された切符の代わりに「精算済み証明書」を渡され、その証明書で水戸まで普通列車に無料で乗れます。また、偕楽園臨時駅は下りしかホームがなく、上り列車に乗る場合は水戸まで出て折り返す必要があります。こういう機会でもなければなかなか行けない場所なので、楽しめた先週の旅でした。








大洗鹿島線のディーゼル車です。


水戸駅で見かけた貨物列車です。
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オリベイラ采配当たる(3/17C大阪対浦和)

2019-03-17 20:08:07 | 浦和レッズ
今日のレッズのアウェイC大阪戦は、1-2でアウェイの浦和の勝利に終わりました。もっとも、内容をシビアに見てしまうと決して良くない試合です。特に、結果こそ0-0だったものの、前半が特に良くなかった印象です。浦和が悪いときは、前の選手がDFラインまで追わず、自陣に5-3-2気味に引かされる展開になることが多いです。前半はまさにそういう内容でした。

この日はDFラインを手直しし、右DFに森脇、中央に岩波、左に槙野という3バックでした。この3人で組むときは森脇が前に出て、岩波がカバーリングを担当して槙野が自由に動くイメージです。この日は相手FW都倉に、岩波のところが狙われていました。結果こそシュートが外れていますが、相手に先に触られる危ない場面を何度か作られていました。

しかも、この試合ではやってはいけない先制点を相手に取られています。森脇が対都倉の守備で動きを誤り、ファウルで潰してFKとなります。このFKは角度のないところだったので、GK西川はクロスを予想していたようですが、キッカーのソウザは意表を突いて直接シュートを狙ってゴールネットを揺らしました。これで、この日の浦和は終わったと、サポーター的には思うところです。

しかし、追い込まれて打ったオリベイラ監督の交代が当たりました。宇賀神、柏木out、山中、マルティノスinという采配です。ここのところ、柏木のセットプレーが去年ほどの「神通力」がないので、キッカーを変えるという意図もあったのでしょう。山中のファーストタッチがいきなりFKというプレーになり、このFKを興梠が頭で合わせて同点となります。

こうなると浦和のゲームでした。もう一人の交代選手、マルティノスも躍動しました。左サイドを持ち味のスピードで仕掛けると、相手DF片山がファウルしてPKとなります。このPKは古巣対決となる杉本健勇が蹴り、相手GKキム・ジンヒョンの逆に蹴り込んで浦和としては願ってもない、逆転ゴールを得ることができました。

もちろん、その前に交代で出ていた柴戸がアンカーに入って、DFラインを引き締めていたのもいい影響がありました。この日はオリベイラ監督の交代策で勝てたと思いますが、こういうことはそう何度も起こることではないので、チームとしてのバランスや積極性を改善して、もっといい前半の入り方ができることを願いたいです。
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