「筋膜」という言葉は最近よく聞くような気がします。
この本のコンセプトは、その「筋膜を意識しよう!」というもので、
ハードな筋トレや体幹トレーニングと違い、身体にソフトにアプローチする方法です。
P.14 言葉の定義として、
ボディ・ワークとは:ヨガやピラティスなど身体に働きかける技法の」総称。
マッサージのように「自分はベッドの上に寝転がって後は先生にお任せ」ではなく、
受け手自身も参加するのがボディワークの特徴です。
普通の筋トレのようにがむしゃらに頑張るわけではなく、
呼吸を意識したり、筋肉が伸びる感じを味わうなど、
身体の感覚に意識を向けるので、「感覚の教育」ともいわれていkる。
P.62 「筋膜」とは:臓器を包む薄い膜
働き①あらゆる臓器を包み、臓器が安定して働けるスペースをつくっている。
働き②筋膜は全体を包み、つなげる役割がある。
著者の主張は、
P.26 「身体が不快なのは 筋肉が緊張しているから」だそうです。
P.27 働きすぎ、不規則な生活、人間関係の悩み、身体に合わない椅子や靴など、
われわれの日常生活はストレスであふれているので、
そのたびに筋肉が緊張し、身体は不快なおもいをさせられ続けているのです。
その中でも特に緊張しやすい筋肉……
それは「アゴ」だそうです。
アゴの緊張を感じ取り、ゆるめるためには「わりばしワーク」が手っ取り早いとか……
割りばしを縦にして、奥歯で軽く噛んで、リラックス呼吸、頭を後ろに回したり、
横に傾けたりすると、筋肉が弛むそうです。
「自力整体」の頸椎引き延ばしと同じ効果が期待されているようですが、
私自身は、多分、弛んでいるのであまり、顕著な変化を感じませんでした。
そう、「自力整体」では割りばしなどの道具を使わなくても、
しっかり弛めることができるので、改めてその良さが分かってしまいました。