自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

フランス人は10着しか 服を ⑨

2016-01-05 05:32:17 | 図書メモ
写真はアイスランドBird watching旅行終盤の雨の午後。
Caffeの壁にかかった「この辺で見られる鳥の図鑑」です。



最後に、私には真似のできない、というより
あまり真似をしたくない、複雑な心境を……

P.229 (海辺の小さな高級リゾート地・カンヌにて)

   この街の人々は、昼間からきちんとおしゃれをしていて、
   夜になればさらに美しく着飾っていた。
   テーブルマナーにもエチケットにも気を配り、とにかく礼儀を重んじて、
   誰もがわたしのことを「マドモワゼル」と呼んでくれるーーー

   なんて素敵なの! (中略)この世界的に有名な避暑地に暮らす人々は、
   人生のあらゆる瞬間を心から楽しんで味わっていた。
   人生ってなんて楽しいの!

「人生の何に幸福を見出すのか」は、人それぞれですから
文句は言えません。
でも、その幸せが、赤道を挟んだ地球の反対側の人たちから
搾取することで成り立ってきたとしたら??


  「知らなかった! 私たち人間って、そんなに悪い生き物なの?」

というのは、来る4月10日に行う、我がミュージカル研究会の公演で
主人公のユーミンが言う言葉です。

登場するのは野良猫グループとリッチな家猫グループの猫たち。
唯一の人間が、家猫トニーの飼い主(女の子)ユーミンです。
身勝手な人間たちに捨てられた野良猫グループは、当然のことながら、
優雅で贅沢な暮らしを貪る家猫たちに反感を持っています。


今日は、ミュージカルの中から勝ち組家猫の歌詞をご紹介します。


  ♪ 桜 舞い散る昼下がり  春の風が光るよ

    悩みなんて何もない  食べて寝るだけが仕事よ ♪

という歌詞で、幸せ過ぎることが悩みなの……という内容を歌います。

そして 
  ♪ 何も知らない振り それが平和のコツ

    桜舞い散る美しさに 私の幸せ 噛みしめる

    桜よ、永遠に舞い踊れ 

    この幸せな日々、続けよ いついつまでも♪

Mozartの魔笛「三人童子の歌」に私が作詞したものです。
この歌詞に出てくるのは<Stereo typeに扱われる若いアメリカ人>かも。
飽食を貪り、セレブのゴシップに聞き耳を立て、エンドレスの刺激を求め、
よれよれのスエットやジーンズを纏い、常に口を動かしている若い世代です。
(この本の著者が、いみじくも、自分のことを、そう形容しています)


西欧の上流社会の人々は、一味違った<文化的・質実剛健な生き甲斐>と
哲学を持っているように見えるので、この著者のようなCalifornian Girlとは
違うと思います。なので、この本を読んでの感想は、
私自身が、事実を知り得ないもどかしさ。
そして、本当に困っている難民や貧困層に役立ってあげられない悲しさ。

唯一、私が出来る範囲でやっていることが、ミュージカルの脚本を書いて、
仲間と一緒に、「知らない振りをやめて、もっと考えましょうよ!」
と、訴えることなのです。
コメント
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