これは私が主宰する「ミュージカル研究会」の4月公演チラシです。
題名は 「猫たちの春の夢 Part II」
日時: 4月10日(日)1時半開場 2時開演
場所: 大田文化の森 ホール
Part IIとあるからには、Part Iがあるのです。
その説明は2011/12/11のブログから始まって、延々と続いています。
そのときのテーマは、
「能天気な無知は、悲劇に巻き込まれることがある」
今、考えると、とても稚拙なStory設定ですが、
4年前のミュー研ときたら、
色々な曲に挑戦したくて、何でもかんでも取り入れていた時期でした。
今回のテーマは、
「社会に格差があるのは仕方ない。
それでも、お互いの自由や尊厳を認め合い、
知らない振りをやめて、仲良くしよう」
リッチな家猫トニーが、薄幸の美少女野良ネコに一目ぼれし、
乱闘に巻き込まれ、不慮の死を遂げる…… これは同じです。
でも、今回は
「リッチな家猫にも悩みがある。
それは自由がないこと。素敵な恋愛もできないこと。
寝る場所や食べ物に困らなくても、自由がないのは辛い。」
それに引き換え、野良猫たちは、
「食料探しや、寒い時期の寝る場所確保は大変だけれど、
自由気ままに、恋愛や歌や踊りを楽しめることは幸せ!」
と、歌い踊ります。
終盤の「トニーを殺したの誰?」も2012年と同じ曲の替え歌ですが、
歌詞が大幅に変わりました。
ボイトレ先生とKOMA夫婦の3人で歌う中盤部分、
なんのために 生まれてきたの?
「やりたいことに 巡り合うため」
見つけられず 終わってしまえば?
「それも人生。 果てのない旅」
という歌詞が入り、このミュージカルのテーマが浮き上がります。
シナリオや歌詞は私が書き、それに対し演じ手や演出家から
色々な注文が来て、たくさんの人の意見を取り入れながら
仕上げていきます。その手法は時として、
作品を素人くさく、分かり難くしているかもしれません。
でも、私たちは素人集団であり、「自分自身が楽しめなければ
やる意味が無い」と思っているので、ご勘弁ください。
どんな出来なのか、実際に観ていただき、
率直なご感想をいただければ幸いです。