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とても重要な理論なので、著書からそのまま書き写しています。
p.120 「疲れないために、じっとしている」よりも、体を軽 く動かしたほうが、
血液の流れが促進されて脳と筋肉にたくさん酸素を送ることが でき、
疲労物質の滞留を防ぐことができるのです。
世界的研究者も「動的 コンディショニング」を提唱している
ノーベル生理学・医学賞の選考委員会があるスウェーデンの
「カロリンスカ研究 所」で研究者として活躍したアンダース・ハンセン氏によれば、
脳(中枢神経)は そもそも「体を移動させる」ためにできていて、
原始時代からその構造はあまり変 わっていないそうです。
つまり、人は動きつづけているのが本来の姿ということ。
それなのに、疲労に悩むビジネスパーソンの多くは、動けていません。
重要な会議、 込み入った書類作り、厄介な取引先との打ち合わせ......。
コンピュータが仕事の大部分を担うようになった今、ビジネスパーソンは
忙しけれ ば忙しいほど動かなくなっています。「働きすぎて疲れた日」 は、
「体を動かせていない日」であることも多いはず。
p.121 だからこそ、軽い運動で疲れを取るのが効果的です。
「ゆっくり走る」「泳ぐ」という軽めの有酸素運動を20~30分すると、
血行がよくな って、筋肉のこりがほぐれていきます。すると、
自律神経やホルモンのバランスも 徐々に整いはじめます。
また、「疲れているのに眠れない」というのは、ストレスによって
覚醒モードの交感神経が優位になっていることも一因です。
そんなとき、ずっと優勢になっている 交感神経を、
軽く汗をかく程度の運動でさらに活発にすると、その後、逆にがくっと
下がってリラックスモードの副交感神経が優位になります。
すると、自律神経は落ち着きを取り戻し、体も脳も休息モードに
スムーズに入るこ とができるのです。