自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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住まいで「老活」  3  認知症

2019-09-30 06:01:50 | 介護


P.149 認知症にリフォームは禁物との一般認識のため、
   不安定な生活環境で状況が悪化している例は多い。

著者の安楽氏は
   リフォームで徘徊や暴力などの周辺症状が抑えられれば、
   本人の日常生活が安定してくるだけでなく、
   家族の負担軽減にもつながる。結果として   
   社会コストの軽減にもつながる重要な切り口となる

と、示唆しています。
認知症患者の困った行動が起きる原因は、
今まで出来ていたことが分からなくなり、混乱し、不安になるから。
トイレとベッドを近づけ、扉を引き戸にしたり、カーテンにして、
本人の羞恥心にも配慮し、人間として尊重することで、
心身ともに落ち着くことが多々あるそうなのです。

P.164 今では、認知症は初期の段階でみつかれば
   症状の進行を抑えることが出来る。がんなどと同様、
   認知症もなにより早期発見が、要介護となることを防ぎ、
   重度化を防ぐ一番の手立てだ。

著者のアイデアは、自治体が実施しているレントゲンや血液検査などの
定期健診時に「認知検診」を入れること。これなら検査を受ける抵抗感は
なくなるだけでなく、認知症に対する基礎知識も一般化するので、
日常生活のなかの予防にも関心が向く。



   

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