自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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風邪の効用 その3  抗生物質と腸内細菌

2024-12-04 05:39:55 | 身体の探検

3日にわたって「風邪の効用」という言葉を使っています。

これは整体分野では有名・高名な野口晴哉(はるちか)氏の著書名です。

その理論は、

   「風邪は自然の健康法である。

   風邪をうまく経過すれば体の偏りを修復できる。」

風邪を通して人間の心と体を見つめた、著者の代表作です。

 

東洋医学系の考え方は、「身体の中からの声に耳をすまし、

自分の免疫系が戦ってくれるのを応援して、眺めるべし。」

決して「熱さましなどで、無理やりに対処せず、高熱で苦しければ

キャベツの葉で頭をくるんだり、豆腐パスターで冷やすのだと・・・・・

 

そんなことやってて、脳炎になったらどうすんの???と

心配する人も多そうですし、私も我が子に試す機会はありませんでした。

現在は39℃を超えたら熱さましを飲ませるのでしょうか。

 

同じようなことで、抗生物質に関する情報も賛否両論、錯綜しています。

私は外科や歯科で抗生物質を処方された場合、

「なるべく飲みたくないんです。腸内細菌叢が不自然になるのが嫌なので」と、

抵抗してきました。

 

が、今回の風邪薬・下剤騒ぎで分ったのは、

たまに下剤を飲むのは悪くないのかも?ということ。

なぜなら、あの便秘騒ぎの後、私の消化活動がすこぶる順調なのです。

今までも、「起きたて排便+朝食後排便」があって、

「万全だわ」と思っていたのですが、

現在は「何か食べると、わりとすぐに出したくなる」のです。

しかも以前よりバナナうんちに近い、良い便になりました。

 

健康オタクの友人が

「食べたら、その都度、出るのよ」と言っていたのを思い出します。

「腸の中に長時間食べ物を滞留させるのは宜しくない」といわれる時代ですから、

「すべて自然に任せるのがよい」といってもいられないようです。

 

大事なことは、自分の体調に耳をすませ、ヘルスリテラシーを鍛えておくことです。

 


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