3日にわたって「風邪の効用」という言葉を使っています。
これは整体分野では有名・高名な野口晴哉(はるちか)氏の著書名です。
その理論は、
「風邪は自然の健康法である。
風邪をうまく経過すれば体の偏りを修復できる。」
風邪を通して人間の心と体を見つめた、著者の代表作です。
東洋医学系の考え方は、「身体の中からの声に耳をすまし、
自分の免疫系が戦ってくれるのを応援して、眺めるべし。」
決して「熱さましなどで、無理やりに対処せず、高熱で苦しければ
キャベツの葉で頭をくるんだり、豆腐パスターで冷やすのだと・・・・・
そんなことやってて、脳炎になったらどうすんの???と
心配する人も多そうですし、私も我が子に試す機会はありませんでした。
現在は39℃を超えたら熱さましを飲ませるのでしょうか。
同じようなことで、抗生物質に関する情報も賛否両論、錯綜しています。
私は外科や歯科で抗生物質を処方された場合、
「なるべく飲みたくないんです。腸内細菌叢が不自然になるのが嫌なので」と、
抵抗してきました。
が、今回の風邪薬・下剤騒ぎで分ったのは、
たまに下剤を飲むのは悪くないのかも?ということ。
なぜなら、あの便秘騒ぎの後、私の消化活動がすこぶる順調なのです。
今までも、「起きたて排便+朝食後排便」があって、
「万全だわ」と思っていたのですが、
現在は「何か食べると、わりとすぐに出したくなる」のです。
しかも以前よりバナナうんちに近い、良い便になりました。
健康オタクの友人が
「食べたら、その都度、出るのよ」と言っていたのを思い出します。
「腸の中に長時間食べ物を滞留させるのは宜しくない」といわれる時代ですから、
「すべて自然に任せるのがよい」といってもいられないようです。
大事なことは、自分の体調に耳をすませ、ヘルスリテラシーを鍛えておくことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます