p.34 脳は全身で使うエネルギー量の18~20%を使っている。
体重の2%しかない脳が全消費エネルギーの1/5を使って
いるのだから驚くばかりだ。脳は無類の大食漢なのである。
しかも、眠っている時も消費量はそれほど落ちない。
リラックスしている時も、脳は働き続けているのだ。
それだけ働き続けている脳は、酸化によって老化が進み
やすい。体内で一番錆びやすいのが脳なのである。
脳の老化を防ぐアプローチをすることは、
そのまま体の老化を防ぐことにもつながるのだ。
一般的には、「体は食べ物から作られている」と言われ、
健康な肉体を維持するために、必要な栄養を摂り、不自然なものは
排除するように教育されています。でも、「脳のために!」なんて
考えは、初めて読みました。
p.35 秋田県大仙市は、長いあいだ平均寿命が全国でも最下位に近かった。
脳出血も多く、その危機感から自治体が地域住民の食事指導に
取り組んだのだ。
高齢期の栄養状態を改善するためのキーワードが「多様なおかず選び」だ。
(中略)たくさんの食品群をとることが、
高齢期に重要なタンパク質を体内で有効活用するのに欠かせないという
理由からである。
p.37 この大仙市の取り組みは大成功。血清アルブミン値が上昇し低栄養の人が
1/3にまで減少した。さらに肉や卵などの動物性たんぱく質の摂取が
増えたにもかかわらず、動脈硬化が減少し、血圧は下がり、平均寿命は
延び、なんと全国平均に追いついたのである。
実を言うと、私は昔から玄米菜食に近い少食派でした。
でも、これだけデータで迫られたので、実験してみる気になりました。
この3ヵ月で変えたのは、
①卵の量を「週に2~3個」から「1日に2~3個」に増量。
②肉(ささみか豚フィレ)を毎日少しずつ。
③魚も1日おきくらいに登場。
豆製品や乳製品(ヨーグルトや牛乳)は以前から多く摂っていました。
肉を増やすと、便の色が濃くなるのが気に入らないのですが、
体調は悪くないので、後半年は続けてみるつもりです。
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