自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26  黒田愛美・著 2019/1

2019-06-08 20:11:26 | 図書メモ


なんとも長い題名の本です。
目次をパラパラと見ると、お薦めのサプリがたくさん出ているし、
私が苦手としているスムージーのレシピも……

でも、下記の文章を読んで、好感を覚えました。
P.131 分子栄養学を学び、食生活や栄養素(サプリメント)で病気や体質を
   治せると知ってからは、西洋医学だけに頼るのは良くないことだと
   考えるようになりました。

   (中略)医者は「体の仕組みを理解して薬で症状を軽減してくれる人」
   ではありますが、「根本的に治してくれる人」ではないのです。

私自身は、身体の不調はOver Doing(食べ過ぎ、やり過ぎ、考え過ぎ)が原因と思うので、
中庸を重んじる東洋医学が身体好きです。外科疾患は西洋医学に頼りますが、
日常生活は東洋医学を旨として暮らしています。
なので、著者のように、両方の考え方を受け入れ、実践している人は好みのタイプです。

目新しい言葉をメモします。
P.43 フードアレルギーの分類
  
   ①即時型アレルギー:IgE抗体を介したアレルギー反応
            食べてすぐにかゆみが出たり、口の中がイガイガしたり、
             呼吸困難などに陥る……

   ②遅延型アレルギー:IgG抗体を介したアレルギー反応
             特定の食品を摂取した後、6~24時間経過してから
             徐々に症状が出てくるもの。
             疲労感、倦怠感、消化管の不愉快感、関節の炎症、副鼻腔炎、頭痛、  
             湿疹など、即時型と比べるとはっきりとした自覚症状がないことが多く、
             また、多岐にわたる場合もあります。

             不定愁訴のようなはっきりとしない症状が多いこともあり、
             その食べ物がアレルギーを引き起こしていると知らずに食べていることが
             ほとんどです。

      P.44 上記症状は、細胞の炎症などによってミトコンドリア機能が低下することが原因。
           ある特定の食べ物が腸内で正常に分解されずに炎症を起こすことで、
           前述のような症状が出てくる。

           IgG抗体によるアレルギー反応は”病気”ではないため、
           日本のアレルギー学会ではこの診断の有効性を認めていない。
           医者の間でも賛否両論あるのが事実です。

         この検査は保険適用外で、検査機関も日本にはなく、全て海外で行われている。
         そしてそのような事実を踏まえても、私は遅延型アレルギー(IgG抗体)検査は
         病気を未然に防ぐ予防医学の観点からとても有効で、大切なものと考えている。

値段は、保険適用外なので、だいたい4~5万円で、100~200の食品に対する検査ができるそうです。
私は今のところ不定愁訴がないので、受ける気は起きませんが、常に不調を抱えている友人や、
生徒さんには、薦めてみようと思います。 

著者は2015年の検査で、パン酵母、乳製品全般、卵黄などにアレルギー反応が出たそうです。
が、IgG抗体は、アレルギ源である抗原を3~6ヶ月程度摂取しないことによって抗体が減り、
アレルギー反応が出なくなるそうです。つまり頑張って半年間がまんすれば、
また食べることができるのです。

P.46 良くも悪くもIgG抗体の反応は食生活によって変化するので、           
   一度行った検査の結果がずっと有効であるわけではありません。

なるほど……
じゃあ、私にとって、この検査は不要です。
でも、原因不明の不定愁訴に悩む人たちには是非薦めたいと思います。

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やってはいけないヨガ   4

2019-06-07 05:57:25 | 推薦図書
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p.54 ヨガは、一つのポーズだけをとりだしてやるものではない。(中略)
   「一連のポーズの流れ」と「呼吸を意識」して初めてヨガは成立。
   得意なポーズしかやらないと、前後だけとか左右だけとか
   一方向の動きしかしていないと、その方向の動きだけが発育し、
   それ以外の動きが入るとケガをするということになりかねない。

   「ウォームアップ → 太陽礼拝 → ピークポーズ→クールダウン 
   →シャヴァ・アーサナの、
   一連の流れと呼吸を意識して、はじめて健全な運動になる。


p.60 ヨガの出発点:不安、不平、不満、不信、不幸の「5つの不」による
   心の揺れをどうやって穏やかにするのか?
   「神は外にいるのではなく自分の中にこそいる」

   自分を見下すのではなく、自分に劣等感を抱くのでもなく、
   自分のあがめることこそ、最も大切な心のあり方。

   自分の心に大切な神がいる。そこに「美と善」が宿っている。
   ……ということは、自分の周りにいる人の心にも神がいて、
   美と善が宿っている。

   (中略)自分の周りの人と自分とは、差もなければ、区別もなく、
   比較することも意味なく、すべての人を敬い、
   すべての人を大切にするということ。


p.169 ヨガが健康に役立つのは事実です。しかしやり方を間違えると、
   たくさんの落とし穴があり、かえって体の具合を悪くします。
   それは本来のやり方と自分への気づきの足りなさにより生じます。

私のように、日々自力整体を実践していると、必然的に筋肉が潤って、
関節の柔軟性が高まるので、ヨガのピークポーズを真似することは、
実は非常に簡単です。

でも、「出来るから」とか「カッコよく見せられるから」という感じで、
特定の動きばっかりするのは間違いなのだということがよくわかりました。

著者は医師であり、ヨガによって手の麻痺から救われ、
ヨガの有り難さを痛感していたのに、それでも、
「不用意にピークポーズをして股関節を傷めて緊急手術を受ける」ような事態があり得るということも分かり、
私にとっては本当に良い啓蒙書になりました。

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やってはいけないヨガ   3  「イタ気持ちいい」の意味

2019-06-06 06:00:08 | 推薦図書




p.49 私たちの体の大半の筋膜には痛みの神経はありません。
   痛みが出てくるのは、筋膜を覆う筋膜や関節や靱帯です。
   これらが伸びすぎたり、歪みすぎたりすると、
   痛みで警告してくれるのです。


「イタ気持ちいい」は自力整体では頻出の言葉です。
他人にマッサージや整体をやってもらうのではなく、
自分の感覚で伸ばしたり、足で踏んだりするときに

「イタ気持ちいい」ポイントを探して、刺激します。

でも、ヨガで、ある部位をケガした経験がある場合は、
その部分は「イタ気持ちいい」まで刺激してしまうと、
再発を促す可能性が大だそうです。






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やってはいけないヨガ   2

2019-06-05 05:57:56 | 推薦図書




昨日ご紹介したのは、第1章で、自律神経を乱さないための注意・3点でした。
①ヨガをやる環境  ②「時間帯と回数」  ③「呼吸」

第2章は、ケガをしないための注意点

第3章は、DVDやネット動画を見ながらする場合の注意点
     効果が出ないばかりか、危険な場合もあります。

第4章は、ヨガの「考え方」
   そもそもヨガとは何か? 見せびらかしヨガとは?
  私は、この章が一番面白かったです。

第5章は、正しいやり方で得られる効果
  この章は、一般的に喧伝されている有名なことばかり。


第6章は、ウォームアップに欠かせない「筋膜ヨガ」
  「筋膜」という言葉は、近年急に注目されるようになってきたようで、
  私自身は深い知識がありませんでした。でも、説明を読むとよく理解でき、
  ヨガをやるときには活用した方が良い概念です。

バレエでもピラティスでも、本やDVDを見るだけでは正しくできませんが、
ある程度正しく習った人ならば、こういう本は大きな助けになることでしょう。

  
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やってはいけないヨガ   石井正則・著  2018/1

2019-06-03 05:45:45 | 推薦図書



  
結構センセーショナルなタイトルなので、
「えーっ、ヨガをやっては、いけないのぉ??」とさえ思います。
でもそれは、書店で目を引くための?<ドッキリ脅かし文句>のようなもので、
中身は「ヨガ絶賛」です。

そして私にとっては、「目から鱗」クラスの<とても良い解説書>でした。
ヨガは、多くの俳優、女優やモデルさんのみならず、多くのアスリートや
研究者までもが実践している時代ですから、「やれば良い結果がついてくる」可能性が大の、
超有名な、世界的ボディワークです。

でも、ヨガの本当の意味や、目指すところを理解せず、
ただ単に「痩せるため」とか「流行だから」という感じで挑戦するのは危険だ、
ということなのです。

著者は耳鼻咽喉科の医師で、ヨガインストラクター/専門講師でもあり、メディカル・ヨガ協会理事。
自身の不調を克服したり、失敗して手術を受けるほどのダメージを負ったり、色々な経験を経て、
この本が出来上がったようです。

覚えておきたい基本3項目は、
「ヨガをやる環境
p.31 大きな鏡のあるスタジオは良くない。
   どうしても他人が気になるし、映っている自分も気になるし、
   他人と比較する自分が出てきて、集中力の低下になる。

p.32 「やってはいけない時間帯と回数
   朝:「後屈系」で交感神経を目覚めさせる
   夜:「前屈系」を多めに。しかし、、、最初に後屈系をちょっとやってから前屈系にすると、より深まる。
p.36 呼吸に意識を!
   呼吸を意識しないと自律神経が不安定になり、身体も心も不安定になってしまう。

私自身は、毎晩入浴後、ベッドに入って10秒くらいブリッジをやっているので、ちょっとドッキリ!
でも、寝る前でも「短時間後屈系を行ってから前屈系をしっかり」すれば、
より深いワークになるそうなので、一安心。

その後で「捻りのポーズ」や自力整体の鼠径部刺激、ガス抜きなどを行って、バタンキューです。

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Toastmaster speech トーストマスターって?

2019-06-02 05:50:21 | 生き方



昨日は、私の人生にまた新しい風が吹き込んだ、記念すべき日です。
「トーストマスター・スピーチクラブ」の集まりに招待してもらったのです。
簡単にいうと、スピーチの勉強会で、1924年アメリカ発だそうな。
招待者は、最近ミュージカル研究会に入会した藍ちゃんです。

藍ちゃん(中国籍)は小学生のお嬢ちゃんのママで、日本人のご主人と3人暮らし。
ミュー研への参加は、大田区の「おーちゃんネット」を見て、
ミュー研のホームページに飛び、「楽しそう!」と思ってメールをくれたのがスタート。


Internationalな方らしく、人生を上昇志向で楽しむ術をご存じで、
平均的な日本人よりずっと積極的です。(My type!)

「トーストマスター」とは、トーストのマスター、
つまり乾杯のあいさつをする人、司会者と言う意味だそうです。
即ち、トーストマスターズクラブは、上手なスピーチができるようになること、
それを通して会合などをリードするスキルを磨くことを目指すクラブなのだそうです。

日本人は昔から「沈黙は金」などと言って、
自分の意見を人前で言わない人が多いのですが、
そんな態度では世界では相手にされません。

確かに、「自分の意見を他人に分かりやすくまとめて、的確に伝える」ことは、
慣れていなければ結構難しいものです。
このクラブでスピーチをすることは、そのトレーニングになるし、
さらに素晴らしいのは、そのスピーチに対し、
仲間から様々なフィードバックを得られることです。

フィードバックをする側も、真剣に聴いて、的確に言わねばなりません。
つまり、すごく高尚な、頭を使うサークルです。
参加者は若い人が多く、とても意欲的かつ友好的です。

勝間塾もそうですが、熱心な若い人が多いサークルで活動することは、
かなりの勉強とエネルギーが必要です。
今現在の私は殆どのエネルギーをミュージカルと社交ダンスに向けているので、
気軽に入会して活動を開始するのは難しそうですが、
遠からず、この場所に居るであろう自分が、既に見えています。

私のライフワークである「健康法の普及」にも役立ちそうな活動に触れることができ、
藍ちゃんに感謝!です。





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