尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

ドッヂビーの話

2016年04月18日 23時04分34秒 | 自分の話&日記
 「ドッヂビー」を知ってますか?僕も10日ほど前に初めて知った。「ドッジボール」と「フリスビー」の合成語で、簡単に言えばフリスビーでするドッジボール。(だけど、ドッジボールと混同しないように、「ドッヂビー」と「チ」に濁点を付けるんだという話。)こんなもの。

 それがどうしたというと、6月にドッヂビーをやるのである。僕が非常勤で行っている福祉作業所がある。区の施設が集まってスポーツ交流会を一年に一度行っている。今までは「ソフトバレーボール」だったのだが、今年は担当施設の意向で「ドッヂビー」に。聞いたこともない競技である。で、早速買ってみて、今日初めてやってみたわけ。

 月に一度、スポーツ施設を利用して練習している。今月は今日を取っていて、もちろんソフトバレーをする予定だったのである。場所は北区の「東京都障害者スポーツセンター」。十条台の旧軍施設が占領軍に接収され、返還後に障害者施設が集中している。池袋または王子から送迎バスも出ている。アリーナやプール、グラウンドなどはもちろん、テニスコートやアーチェリー場もある。障害者手帳がある人は、登録すると個人でも利用できる。今日は団体利用である。
 
 で、どうだったかというと、よく判らない。こういうのを持ってみると、つい長く飛ばしたくなる。きれいに遠くまで飛ぶのを目指してしまう。でも、遠投大会ではない。もっとごく近いところに、相手がいて、ぶつければいいのである。コートの大きさはドッジボールと同じ。その場合はどんな感じなのかは、やってみないと判らない。まあ、軽いからぶつかっても痛くはない。だけど、うまく飛ばすのは結構難しい。取るのも案外難しい。円形で、軽いから、必ず回転がかかり、取ろうとすると触った瞬間に逃げていくこともある。それでは、要するに「ぶつけられた」ということになる。まあ、そんな感じ。

 ドッヂビーを検索していたら、ウィキペディアに球技のカテゴリーが分類されていた。まず「コートあり」と「コートなし」で分ける。「コートあり」は、「ゴール入れ」「ネット越え」「人当て」に分けられる。「ゴール入れ」は、「バスケット」「フットボール」「ハンドボール」「スティックアンドボール」。最後のはホッケーとかポロなど。「ネット越え」は、「バレーボール型」と「ラケットスポーツ」に分ける。最後の「人当て」にドッジボールがある。競技としての「雪合戦」もここにある。コートを決めてやるらしい。

 せっかくだから、「コートなし」も見ておく。「バットアンドボール」と「ゴルフ型」と「その他」。バットアンドボールに、野球やソフトボールがあるのは言うまでもない。クリケットの他、キックベースボールや三角ベースなんか載っている。さて、最後の「その他」。何が残っている?ボーリング、ビリヤード、大玉送り、玉入れ、ペタンク、蹴鞠…まだあるけど、知らない。なるほどという感じ。学校体育の経験で、誰でも10種ぐらいはやってると思うが、ずいぶん球技も多い。「球技を言い合うクイズ」なんてのもできるだろう。(僕が一度でもやったことがあるのは、バレー、バスケ、サッカー、野球、ソフトボール、卓球、テニス、バドミントン、ハンドボール、ホッケー、ドッジボール、ボーリング、玉入れ、大玉送りなど。)

 僕は今、その福祉施設で週に2回か3回、仕事している。所長と長年の友人だから、欠員があった時に僕が行くことになった。そこの所長とは、1980年の8月初め、関釜フェリーの船上で出会った。日韓合同のハンセン病快復者定着村のワークキャンプに参加する途中。自己紹介の冊子の愛読書欄に、真木悠介「気流の鳴る音」宮沢賢治「農民芸術概論」と書いてあった。おい、ホントかよと思って、友人になった。お互いの結婚式で司会をしている。僕はその年に、雑誌「80年代」(というのがあった)に出ていた真木悠介(見田宗介)さんの講座に通っていた。終わった後もリユニオンがあったので、誘って一緒にいくうちに、精神福祉関係の仕事に誘われていった。ということだから、縁は不思議なものだ。自分が通い、勤めた「学校」の外で続いた人間関係の方が生きているということかもしれない。
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