畳1枚分、それも団地サイズの畳1枚分の畑がある。なんたって地面の中には石が半分占めてるので畑にするのは原野を開拓するのと同じでなかなか進まない。やっと作ったこの畑にヨメがキュウリだのトマトの苗を買って植えといた。
特に世話をするわけでもないので近所のババがひっきりなしに来てあれしろこれしろとうるさい。ある日、何をするのも一丁前になるには何年もかかるよね、と言ったらそれっきりあまり言わなくなった。
そんな殆ど世話をして貰えなかったキュウリ達だったけど、元々林だった土は腐葉土らしいのが良かったようだ。ふと見ると地面にこんな大きなキュウリが1本横たわっていた。ヨメは無くても実は育つ、だ。