最近、山に登って景色を見ているとマルチで覆われた畑やビニールハウスばかりというのに気がついた。そういう時代なのかと思ってたけど、そんな畑ばかりではなかった。浅間山から群馬県の嬬恋村の方を見るとマルチやビニールが全然無い。もしかするとマルチやビニールだらけの畑は八ヶ岳から見た長野県特有の景色なのかな。
地面しか見えない嬬恋村の畑
表題のマルチは多数を意味する multiple ではなく畑などで使う mulching film のこと。今までずっとマルチって自分の知ってる multiple とは違いそうだけど、何の事なのか分らなかった。今回ようやく調べて解決した。
表題のマルチは多数を意味する multiple ではなく畑などで使う mulching film のこと。今までずっとマルチって自分の知ってる multiple とは違いそうだけど、何の事なのか分らなかった。今回ようやく調べて解決した。
カモシカのような足だね、と言ってもアフリカのカモシカなら良いがニホンカモシカじゃぁ褒めたことになってない。名前はカモシカでも顔はどう見ても牛だ。実際、哺乳綱ウシ目だし。
この足のようだと言われてもねぇ
ちなみにヨメちゃんの足はカモシカのようだ。昔々、ヨメちゃんは足を蜂に刺されてしまった。その足を見た人が 「 あー、ヨメちゃん可哀想にこんなに腫れちゃって 」 と心配した。するとヨメちゃんは憮然としてこう言った。「 刺されたのはこっちの足だけど…」
しきりに草を食べていた
この頃はもう俺の事は無視
カモシカの写真を撮って少し歩いたらこんな立て札があった。カモシカ平とある。看板に偽り無しだ。
カモシカ平@浅間山
ちなみにヨメちゃんの足はカモシカのようだ。昔々、ヨメちゃんは足を蜂に刺されてしまった。その足を見た人が 「 あー、ヨメちゃん可哀想にこんなに腫れちゃって 」 と心配した。するとヨメちゃんは憮然としてこう言った。「 刺されたのはこっちの足だけど…」
カモシカの写真を撮って少し歩いたらこんな立て札があった。カモシカ平とある。看板に偽り無しだ。
ヨメは山に行って留守。猫じゃ暇つぶしにならない。といって家の事をする気にもなれないので月に続いてまた浅間山に登ってきた。浅間山といっても正確には南西側の前掛山。下の表には細かい時間が書いてあるけど時計を見ながら歩いたわけではない。写真ファイルの時間を書いただけ。
場所 | 時刻 |
---|---|
駐車場 | 11:17 |
一の鳥居 | 11:40 |
ニの鳥居 | 11:54 |
火山館 | 12:24 |
火山館(出発) | 12:40 |
前掛山分岐点 | 13:31 |
前掛山 | 13:44 |
前掛山(出発) | 13:54 |
火山館 | 14:39 |
駐車場 | 15:32 |
以前は時計を見ながら例えば1時間歩いたら5分休むなんて風にやってた。最近は疲れたら休むことにしてる。だからどのくらい歩いたのか、どのくらい休んだのかが分らない。でも結果的に1時間くらい歩いた頃に休んでる。
登山道は台風の影響か小枝が沢山落ちていた。8月に行った時は花が沢山咲いていてそこには虫も居たが今はもう花は無い。若干だけどマツムシソウやアザミが咲いていた程度。
花は無いけど実になっていた。実りの秋ってやつかな。赤く目立ったのこのゴゼンタチバナとナナカマド。下の写真はゴゼンタチバナ。8月には葉だけだったが花はもう少し前に咲くのかな。
前掛山にはアサギマダラが数匹居た。台風18号を境に気温が下がってきて季節は一気に秋。もう居ないと思っていた。でもさすがに来週には台湾に向かうのかな。それにしても今年はよくこの蝶を見たなぁ。瑞牆山、浅間山、富士山、小川山。
朝というか深夜というか、3時半に目覚まし時計のベルが鳴った。そしてヨメは4時に家を出た。暫くすると今度は電話が鳴った。待ち合わせ場所に行けなくなったので一緒に行く人の携帯電話の番号をどうたらこうたら。でも登山計画書にそんな番号は載ってない。 電話を切ると待ち合わせてる人からの電話がかかってきた。夜なら夜分恐れ入りますがという場面なのに… 事情を話すと 「 沖電気の所まで来てくれるように言って… 」 と言うがそれを俺に言ってどうする。
朝、小諸の方を見ると浅間山の山頂が見えてるのに麓の方が雲で隠れてる。雲の中の人から見ると深い霧なのだろう。そんな霧の中でヨメは道が分からなくなったらしい。さすがの沖電気も霧の中では見えなかったか。 しかし問題は霧ではない。ヨメ登山隊は総勢3人なんだけど、全員携帯電話を持っているっていうのにヨメに電話をかけられる人が居ない。ヨメも残りの2人に電話をかけられない。まるで公衆電話。アイアォーンというよりアホーン。そんなこんなの大騒ぎが終ったのは5時。1時間も安眠を妨害されたのだ。 |
常念岳で沢に流されちゃった人のニュースを見た時、その日の天気を確認してみた。そしたら台風18号が本州に上陸してて大変な天気だったはずなのに晴れマーク。そんなバカなと思ったけど※データは、15時の観測速報となりますとあるからその一瞬の天気を載せてるってことなのかな。 |
他の月も見てみると晴れのち曇りのような天気マークが1つも無かった。やはり15時の天気のようだ。この天気情報、少なくとも夏休み中の天気日記を後から書くのには役に立ちそうにないな。 |
ボッケ家のCDは自作のラックに並べてある。下の写真はラックを作ったばかりの頃だけど、現在は押入れから出てきたヨメCDも並べてるのでほぼ満杯である。枚数は150枚以上200枚未満ってところかな。 そんなCDの中身をようやくハードディスクに全部入れた。手間がかかるなぁと思って今までやる気になれなかったけど、地道にやったら3日程度で終った。3日といっても丸々朝から晩までやってるわけではない。こういう作業って、どうしようか迷ってるよりやっちゃった方が早い典型なんだな。 使った道具は Windows Media Player で設定は下図の通り。こうするとCDを入れると自動的に取り込みが始まり、終るとCDが出て来るので多少だが手際が良くなる。途中からヨメのPCも使った。そうすれば能率が2倍になると気がついたんだけど、もう少し早く気付けば良かった。 失敗もした。ヨメPCでは WAV 形式ではなく WMA 形式で取り込んでしまったのだ。再生して聞き分けられるか分からないけど、仕様上音質が若干だが悪くなってる形式だ。でも大半がヨメのCD、それも聞いてるところを見たことない、じゃなくて聞いたこともないくらいだから大したCDではない。これで良いのだ。 |
明日、ヨメは山に行く。山の会の人と行くので早朝出発という同居家族にとっては迷惑な登山だ。ヨメはその日のために早起きして身体を馴らすとか何とか。でも数日前にやったって身体は変らない。 目覚まし時計の針は何時もより1時間早くセットされた。ヨメは何時もより1時間早く床に入る。そして made in japan の律儀な時計は時間通りにまだ暗い頃にベルを鳴らす。しかしヨメは目を覚ますものの布団から出ない。そして起きた時間は毎日何時も通り。早く寝た分睡眠時間が増えただけ。 |
外出する時、メメ(猫)はなるべく家の中においときたい。大抵大人しくしてるんだけど、たまに悪戯をする。ふりかけの袋を時々破るのだ。ここのところそういう事をしてなかったので油断していた。 何のために何度もこういう事をするのか分からない。というのも中身を食べないのだ。そして床には食べずに散らかしたままのふりかけが散らばっている。 |
常念岳に登ったことはないが、高い山だから岩だらけのはずだ。そんな山に雨が降ると水は地面に吸収する前に斜面を流れ落ちるから沢は短時間で大増水。そして高い山にある沢の先には必ず滝があるから流されるとまずいことになる。もっとも人が流されるような水流では滝に着くまで無事では済みそうにない。 台風が通過する時なんて山小屋でのんびりしてれば良いのにこの女性は行動してしまった。若いんだからこれから幾らでも登る機会があるというのに何を急ぐのだろう。会社を休まないのが第一なのかな。残念ながら不明になった女性は亡くなってしまった。 廻り目平のキャンプ場で使用料を払ってる時、受付の人に連休の様子を聞いてみた。その人は15日(日)に出勤したそうだけど、台風が近づいているというのに駐車場が満車だったので驚いたそうだ。殆どの人が台風が上陸するかどうかを見極めるために14日(土)に泊まったようだ。しかし直撃は免れないってことでその後直ぐに帰ったそうだ。 帰るなら台風が来る前だ。それも天気が良いうちにさっさと帰るのが吉。山間部で天気が悪くなってから行動すると、道路が通行止めになって立ち往生することがある。だいたいそういう場所は何も無い所なので色々と困ることになる。そんなこんなで台風を軽く見てる人が多過ぎると思う。 |
イエロークラッシュ(5.12a)も登った。今回は再び登れるように何度も登ってみた。次はノーモアレイン(5.12a)でも登るかってことで小川山に行ってきた。17年前に数度やったけど刃が立たなかった。こんなに月日が経ってるからもし一発で登ったらオンサイトでもいいかなとか何とか。しかし刃が立たず。う~ん、17年前と変らないじゃないか。しかも当時はフリークライミングを初めてまだ3年目だと言うのに…
ヨメは何か良いホールドは無かったのか、やりようは無かったのかと色々言う。俺は 「 うるさいねぇ、そんなに言うなら連れてって登らせるぞ 」 と八つ当たり。
ノーモアレイン(5.12a)
ヨメは何か良いホールドは無かったのか、やりようは無かったのかと色々言う。俺は 「 うるさいねぇ、そんなに言うなら連れてって登らせるぞ 」 と八つ当たり。
将棋のNHK杯の様子は時々観るが予選の最初の方は見ない。何故なら下位棋士同士の対局だと形勢にちょっと差が付くと一気に広がって面白くないからだ。また早い段階で勝負を投げる棋士も居る。ところが予選が進んでから登場する上位棋士は違う。差が出たとしても中々縮まらないので何処でどうなるか分からないのだ。ちなみに下位棋士と言ったって将棋という特殊な才能を持った人の中から毎年2~3人しかなれないのだ。
兎に角一流棋士は簡単に諦めない。木村一基八段は「負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう。」と言っている。
昨日王座戦第二局があって、夜になってからインターネット中継を見始めた。下の図は中村太地六段が130手目を指したところ。俺はこの辺りでもう羽生王座の勝ちは無いと思って風呂に入った。風呂に入ってる間にヨメが何か言ってだろうと思ってたけどそれが無い。
俺がもし先手だったらやる気が無くなり、後手だったらもう楽勝な気分
脱衣所で身体を拭いてると時々駒音が聞こえる。まだやってるってどういうことだろうと思った。結局夜の11時頃にようやく終った。羽生王座が勝ったのだ。普通は100手前後で終るのにその手数203手。長時間集中力が切れないってのも凄い。
兎に角一流棋士は簡単に諦めない。木村一基八段は「負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう。」と言っている。
昨日王座戦第二局があって、夜になってからインターネット中継を見始めた。下の図は中村太地六段が130手目を指したところ。俺はこの辺りでもう羽生王座の勝ちは無いと思って風呂に入った。風呂に入ってる間にヨメが何か言ってだろうと思ってたけどそれが無い。
脱衣所で身体を拭いてると時々駒音が聞こえる。まだやってるってどういうことだろうと思った。結局夜の11時頃にようやく終った。羽生王座が勝ったのだ。普通は100手前後で終るのにその手数203手。長時間集中力が切れないってのも凄い。
今回の台風18号の影響なのか埼玉の熊谷辺りで竜巻が発生したのは意外だった。だけでここのところ聞いたことのない地名や河川名がニュースに出て来る。今まで災害などと無縁だったところで何かが起きてるって証なのかもしれない。
災害に遭って家族や家を失うのは勿論辛いけど、命が助かってもお金では買えない思い出の物を失うのは辛そうだ。その中に亡くなった人のがあれば尚更だ。その代表的な物は写真かな。デジカメを初めて買ったのは正確には覚えてないが21世紀になる少し前。それからはよく写真を撮った。
2000年からは撮った写真は全て保存してる。勿論明らかに失敗したのやピンボケのは捨てるけどね。良いのを選ぼうなんてやると線引きが厄介だからだ。写真ファイルを数えてみたら、って人力で数えたわけではないがその数は3万以上もあった。フィルム時代だったら考えられない数だ。もしプリントしてアルバムに入れたとしたらどのくらいの量になるのか見当も付かないが簡単に持ち運ぶのは無理そうだ。
台風18号が来る前の土曜日、バックアップ用のハードディスクを通販で買った。連休明けに届くだろうと思ってたのに対応が早過ぎというか最悪の時間帯に品物が届いて恐縮もんだった。台風なので遅れても良いと思うんだけどそうもいかないのかな。
320GBのバルク品の値段は5千円弱。この手の平に乗るくらいの装置に写真その他が余裕で入ってしまった。こんなに大きな容量でなくても良いんだけど、これより小さくて安い物なんて無いって感じだ。今から25年くらい前、この8000分の1の容量のハードディスクを10万円で買った事があるが、それを思うとタダみたいに感じてしまう。
これにボッケ家のデジタルデータが全てが入る
ふとCDラックが目に入った。CDは失っても買い直すことは可能だ。でもそのためには相当な金額と手間がかかる。それにいざ買おうとなると再び買うのに迷うのも沢山ある。CDは全部で100枚程度だが、いっそ全てこのハードディスクに入れようと考えた。
CDの容量は1GBにも満たないから100枚としても60GB程度。これまた余裕で入ってしまうのだ。ただし全て入れるにはかなり時間がかかる。いざという時は貯金通帳と印鑑とこのハードディスクだけ持ち出せば済む。でもCDを全部入れるのは手間だな。
災害に遭って家族や家を失うのは勿論辛いけど、命が助かってもお金では買えない思い出の物を失うのは辛そうだ。その中に亡くなった人のがあれば尚更だ。その代表的な物は写真かな。デジカメを初めて買ったのは正確には覚えてないが21世紀になる少し前。それからはよく写真を撮った。
2000年からは撮った写真は全て保存してる。勿論明らかに失敗したのやピンボケのは捨てるけどね。良いのを選ぼうなんてやると線引きが厄介だからだ。写真ファイルを数えてみたら、って人力で数えたわけではないがその数は3万以上もあった。フィルム時代だったら考えられない数だ。もしプリントしてアルバムに入れたとしたらどのくらいの量になるのか見当も付かないが簡単に持ち運ぶのは無理そうだ。
台風18号が来る前の土曜日、バックアップ用のハードディスクを通販で買った。連休明けに届くだろうと思ってたのに対応が早過ぎというか最悪の時間帯に品物が届いて恐縮もんだった。台風なので遅れても良いと思うんだけどそうもいかないのかな。
320GBのバルク品の値段は5千円弱。この手の平に乗るくらいの装置に写真その他が余裕で入ってしまった。こんなに大きな容量でなくても良いんだけど、これより小さくて安い物なんて無いって感じだ。今から25年くらい前、この8000分の1の容量のハードディスクを10万円で買った事があるが、それを思うとタダみたいに感じてしまう。
ふとCDラックが目に入った。CDは失っても買い直すことは可能だ。でもそのためには相当な金額と手間がかかる。それにいざ買おうとなると再び買うのに迷うのも沢山ある。CDは全部で100枚程度だが、いっそ全てこのハードディスクに入れようと考えた。
CDの容量は1GBにも満たないから100枚としても60GB程度。これまた余裕で入ってしまうのだ。ただし全て入れるにはかなり時間がかかる。いざという時は貯金通帳と印鑑とこのハードディスクだけ持ち出せば済む。でもCDを全部入れるのは手間だな。
ボッケ家の裏に別荘がある。4年前にその別荘を建てる時、庭に残そうとしていたニセアカシアを全部切るように言った。その理由はこの木は簡単に倒れるからだ。それを知ってて黙ってるのも人が悪いと思いお節介を焼いた。
ところがそこの主は自然をなるべく残したいとか言って切るのを渋った。多少は切ったものの6本もニセアカシアを残した。外来種に長野の自然なんて無いのだが聞く耳は持っていなかった。でも主の希望通りに残したら木が別荘に倒れこんだはずだ。
1年後、強風で6本のうち5本が倒れた。まぁその家の庭だけ凄い惨状だった。それでもそこの主は 「 アカシアは危ないんでしょうか 」 などと言っていた。残りの1本は奇跡の1本ニセアカシアだと勘違いしたのか知らないがおかかえの植木屋がやってきて頭打ちした。植木屋はこれで大丈夫と抜かした。
ニセアカシアの成長は早い。それっきり放置されて3年後、頭打ちした面影がすっかり消えた今、今回の台風で見事に倒れた。しかもボッケ家に寄りかかった。
頭打ちした木とは思えない
早速別荘主に電話をした。もうね、怒る気にもなれないので極めて穏やかな会話になった。こういう人達を納得させるにはどうしたら良いのだろう。俺は権威も何も無いけどそういうのが必要なのかな。ナンタラ大学の植物学の権威とか何とか。ニセ名刺でも作るかって思ってももう遅いな。ニセアカシアは全て倒れたから。
これで窓ガラスでも割れた日にゃぁ風雨で家の中がグチャグチャになり台風18号の立派な被災者になってたところだった。テレビのアンテナにも枝がかかってたけどテレビは映っているからアンテナは無事なようだ。しかし朝になって気がついたことがあった。木が朝日を邪魔して洗面所が薄暗いのだ。
風呂場の窓に迫ってきた倒木の枝
ところがそこの主は自然をなるべく残したいとか言って切るのを渋った。多少は切ったものの6本もニセアカシアを残した。外来種に長野の自然なんて無いのだが聞く耳は持っていなかった。でも主の希望通りに残したら木が別荘に倒れこんだはずだ。
1年後、強風で6本のうち5本が倒れた。まぁその家の庭だけ凄い惨状だった。それでもそこの主は 「 アカシアは危ないんでしょうか 」 などと言っていた。残りの1本は奇跡の1本ニセアカシアだと勘違いしたのか知らないがおかかえの植木屋がやってきて頭打ちした。植木屋はこれで大丈夫と抜かした。
ニセアカシアの成長は早い。それっきり放置されて3年後、頭打ちした面影がすっかり消えた今、今回の台風で見事に倒れた。しかもボッケ家に寄りかかった。
早速別荘主に電話をした。もうね、怒る気にもなれないので極めて穏やかな会話になった。こういう人達を納得させるにはどうしたら良いのだろう。俺は権威も何も無いけどそういうのが必要なのかな。ナンタラ大学の植物学の権威とか何とか。ニセ名刺でも作るかって思ってももう遅いな。ニセアカシアは全て倒れたから。
これで窓ガラスでも割れた日にゃぁ風雨で家の中がグチャグチャになり台風18号の立派な被災者になってたところだった。テレビのアンテナにも枝がかかってたけどテレビは映っているからアンテナは無事なようだ。しかし朝になって気がついたことがあった。木が朝日を邪魔して洗面所が薄暗いのだ。
まだ掛け布団ではなくタオルケットだけど今朝は何となく気温が低いと思った。明け方、耳元でゴロゴロ音がした。メメが暖かい人間様の寝床にやってきたのだ。いよいよ秋だな。
気象協会の情報には佐久では8℃まで下がったようだ。道理で寒いと思ったわけだ。窓は結露してるしテレビからは野辺山では0.8℃まで下がったと言っていた。真冬だ。それにしても気温下がり過ぎ。
クリップポイントに数字をつけてみた。(2)まではこのルートをやろうとする人なら簡単に行ける。核心部分はこの後から(4)まで。(4)~(5)も1癖あるが(4)のところで休むことが出来るので助かる。
登り方は色々あるんだろうけど、(2)~(4)の間で俺が使うホールドは8つ。8手詰めってわけだ。一緒に行った人も俺と似たような登り方だけど体型などが違うせいか使うホールドの数は9つ。とはいえたったこれだけのホールドに絞れば良いわけだ。ただ(2)の直後はきちんと足を乗せる所が無いのでそこを通過するのはかなり怖い。だてに5.12aというグレードではないわけだ。
初めてこのルートをトライしてた頃、中々上手く行かなかった。その理由は登ってる最中にこのホールドの方が良いかなと色々と目移りし、それを掴むたびに落ちていた。そうなってしまう理由は本命のホールドとそれと似たようなホールドが沢山あるからだ。そうでないホールドを掴んだり掴もうとすると大抵バランスを崩すというわけだ。だから上手く登るには決めたホールド以外は使わないのが良い。でもそれが中々出来ないのがこのルート。少なくとも俺の場合はね。
山から降りてこのルートをヨメカメラの超望遠で撮ったらホールドまでよく分った。そこで使うホールドに印をつけてみた。備忘録みたいなもんだな。