おすすめ度 ☆☆☆
学園ものコメディ好き ☆☆☆★
集英社ジャンプSQ.で2010年~6年間連載された漫画『帝一の國』(古屋兎丸)の映画化。
全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。
新学期、主席入学を果たした1年生の赤場帝一(菅田将暉)は、総理大臣になって自分の国をつくるという夢を叶えるための第一歩として、生徒会長の座を狙っていた。
選挙で勝ち上がっていくという、政界まがいの設定が、魅力的。
さらに、帝一の父は、通産官僚で、実際の政界を熟知している。
バトルや、巻き込み、賄賂、など色んな手を使ってトップを目指す。
学園紛争物のように、肉体バトルはないが、心理バトルといえよう。
大体、学ラン服が制服で、綱紀もしっかりしており、いささか軍隊風。
ほとんどが学園内のドラマで、時おり家庭とか、恋人との糸電話とかが登場。
それにしても、本がしっかりしているだけに、話は膨らむが芯はしっかりしている。
ポスターのイメージでは、学園学園していて、とっつきにくいが、映画自体は面白い。
ふんどし一丁のドラム合戦とか、ボーイズラブのシーンもあって、女性には持てる映画だ。
まあ、若い男子のむんむんする熱気が身上か。