おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
アガサクリスティ推理小説好き ☆☆☆★
言わずと知れた名作ミステリの映画化。
1947年には、シドニールーメットで映画化されている。当時も名優の演技が話題に。
ミステリーだが、名作ゆえに骨格を変えるわけにもいかず、ミステリー部分は踏襲。
ただ、この映画、そのミステリー部分が既知としてかかなり足早に展開する。
おかげで、ミステリー初心者は、登場人物の多さと、その関係が複雑(もととなる誘拐事件が絡んでいる)で、字幕を追う身には、まったくつらい。
これは、吹き替え版を見るのが正解かも。
今作は、ケネス・ブラナーの製作・監督・主演。
そのポアロ探偵の髭は、まさにトレードマーク。劇中では、アクションや拳銃使いも。
そして、ポアロを追い続けるカメラワークは、この映画だけでは終わらせないぞの意気込みが。
映画技術の発達で、雪山と橋と列車。この一大セットで、惨劇を繰り広げる。
とはいっても、エログロはオミット。
あくまでも優雅に。貴族風。
ほかに、被害者ラチェット役をデップ、未亡人役をファイファーが演じるほか、教授役にウィレム・デフォー、家庭教師役にデイジー・リドリー、公爵夫人役にジュディ・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルスが配されている。