おすすめ度 ☆☆☆
イタリア映画好き、マルコ・ベロッキオ好き ☆☆☆☆
イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが、イタリア人ジャーナリストのマッシモ・グラメッリーニによるベストセラー自伝小説を映画化。
イタリア映画界最大の栄誉であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で監督賞ほか最多8部門を受賞。
1960年、トリノ、サッカー場が見えるアパートに住む9歳の少年マッシモ。母とかくれんぼしたり、マザコンだ。
ある日突然母が亡くなる。死因は誰もはっきり教えてくれない。
1990年、ローマ、ジャーナリストとして成功するも、トラウマを引きずっているマッシモ。
偶然から、彼の悩みを聞いてくれるジョイに出会う。
父も死に、トリノの家を売ろうと考えたマッシモ。そこには、父母の名残が。
サラエボで、母が殺され、呆然とする少年に出会ったり、母とのもめごとで死にたいとする投書に返事を書き、好評を得たりと、さまざまなエピソードが収れんしラストへ。
真実を知ったマッシモは、心を癒されるのだろうか、少なくとも、彼女というかけがえのない存在が現れた。
ちょっと、日本人的には、理解しがたい題材だ。演出の力で重厚さは感じられるが、どうだろうか。