おすすめ度 ☆☆★
罪と罰を考える映画好き ☆☆☆☆
PG12
なにしろ278分の大作。
DVDも、118分と160分の上下2巻。映画館では、中休憩が入るのでそこで二分されている。
光市母子殺害事件をモチーフにした、殺人犯と被害者の物語だ。
9章に分かれていて、テレビドラマの9話分みたいな感じ。
二つの殺人事件の、被害者と加害者が映画の焦点だが、前半は、その人物紹介とそれにまつわるドラマが中心。
母子殺人事件の残された夫が、殺人犯が未成年で、死刑にならなかった、法でさばききれなかった刑を自らの手で下すとテレビで宣言。
一方、両親と姉を殺され残された少女。このテレビを見て感動する。
10年後、犯罪少年が出所。少女は母子殺害事件の被害者男性に復讐を迫る。
5時間に近い作品は、そんな簡単なものではないが、究極、目には目をに収れんする。
第9章は、まさに「ヘブンズストーリー」、要は、天国だ。
山崎ハコが、加害者青年に惹かれ、愛する女性を好演。
なかなか考えさせられる映画だ。
でも疲れる。