ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」、イタリア版鋼鉄ジーク。

2017-12-29 18:12:28 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12 エログロあり

イタリア・アカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、最多16部門にノミネート、新人監督賞を始め、最多7部門受賞した! 

1975年に日本で放送され、1979年にはイタリアでも放送された永井豪原作のSFロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしたSFアクション映画[

イタリアローマの下町が舞台。

窃盗で生計を立てているエンツォ。

腕時計を盗んで見つかり、追いかけられ、窮地で飛び込んだ河。そこにあったドラム缶にはまったことから、鋼鉄の体になってしまう。

力任せでATM機をぶっ壊し、金を盗むが、札束に色素をかけられ無駄骨など、そこここに、小ネタが。

古売屋のオヤジに次の仕事を紹介され仕事をするが、古売屋の娘を引き取る羽目に。

この娘が、知的障害で、後に父にもてあそばれていたことがわかる。エンツォと恋仲に。

一方、古売屋のもとじめやその部下などが絡んで、要は、小規模なやくざの争い。

エンツォは、電車を力で止めたことで街の評判となる。

そんな彼をねたんだ闇組織のジンガロが立ちはだかる。このジンガロがなんとも小物だが、ちょっといかした癖のある男。

娘も殺されてしまう。

そして「その力をもっと世のために使って」と懇願され目覚める。

ラストは、サッカー場でのジンガロとの一騎打ち。

小ネタのきいた展開で終りまで飽きさせない。

小物が改心して、世のために立ち上がるところがみそ。

全体に暗いイタリア映画独特の映像美。

また、音楽も絵にあっている。


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