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「彼女の人生は間違いじゃない」、震災後の福島、そこに生きる人たちの明日!

2018-02-12 15:49:21 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

人の生き方に関心のある方、福島のその後を知りたい方 ☆☆☆★

福島生まれの監督広木隆一。

原発被害の故郷に思いをはせ、綴った小説「彼女の人生は間違いじゃない」を自ら映画化。

仮設住宅に住み、市役所に勤めるみゆきと、今は、農業ができなくなったため、補償金でパチンコをする父修。

この二人を中心に、震災により失った過去を清算し、明日を生きようとする人たちを描いたヒューマンドラマ。

みゆきは、週末デリヘリをするため、東京へ高速バスで向かう。その途中、バスからの遠景やみゆきのアップが、福島のその後が象徴される。

みゆきは、デリヘルという究極の選択をして、傷つき、彷徨い、明日を勝ち取る。

修は、妻の遺品を、まだ立ち入り禁止区域へ行って持ち帰り、海へ放り投げて、過去を清算しようとする。

その間に、福島の今に暮らす人たちの、エピソードを加えながら、再生への道を探る。

みゆきは、元カレに言い寄られるが、デリヘル勤めを告白、清算しようとする。

一見ドキュメンタリー風だが、あくまでヒューマンドラマ。

トラウマからの回復は人さまざま。

広木流の斬り込みで、浮かび上がる。

全裸セックスシーンを含め、まさに体当たりのみゆき役を瀧内公美が熱演。

修役は、光石研。

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