おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
ミュージカル好き ☆☆☆☆★
サーカスの原型を築き上げた19世紀アメリカの実在の興行師P.T.バーナムの半生。
主演は、ヒュージャックマン。
ジャックマンは、もともと、ミュージカルスターだっただけに、うってつけの題材だ。
そもそもの出生から、貧乏暮らし、あこがれの美女との結婚、子供をさずかる、あらましも描かれて。
でも冒頭、ダンさブルなシーンから、これが素晴らしい。
この映画、ゴールデングローブを受賞しただけあって、音楽は最高。
興行を始めるが挫折、そこで、変わった人たちを集めて興行、これがヒット。要するに、マイナーな人たちが活躍する。まさに、差別とのたたかいだ。
中盤、有能な興行師(ザックエフロン)と出会う。代替わりという難題をこなす。
そして有名歌手をアメリカで成功させるが、そのスキャンダルで地に落ちる。
ちょっとした、うぬぼれが、破滅を招き、劇場に火を放たれてしまう。
だけど、テントがあるさというみんなの協力で再び輝く。
なんとハートフルな物語。
家族愛であり、人類愛である、このテーマは永遠のもの。
ミュージカルは素晴らしいが、そのバックボーンもしっかりしている。
早い話、サーカスの映画なのだが、それが昔の夢を思い起こさせる。