おすすめ度 ☆☆☆ (劇場公開)
ミステリアスな恋愛映画好き ☆☆☆☆
恋愛して別れた経験のある男性なら、誰しも彼女のその後が知りたいもの。
ましてや、謎を残したまま別れた女には、未練が残る。
この映画は、そんな男心をくすぐる魔法が秘められている。
60を過ぎ悠々自適の男、妻とは別れ、娘の妊娠出産を控えている。
そんなある日、弁護士から一通の手紙が。
昔の恋人の母親から日記を預かっているという。
高校、大学時代の恋をそぞろ思い出しながら、昔の恋人の元を訪れる。
それはもう、ストーカーまがいの執拗さだ。
そしてまた、その顛末を、別れた妻に語るのだから、質が悪い。
昔、その恋人といい関係になったが、同級生に取られてしまう。
その同級生が死んだのだ。
まさにチャンスではないか。
だが、会ってみると、実にそっけない、そこにははとんでもない事実があった。
同級生に書き送った手紙に、呪いまがいの文を送り付けていた。
この身勝手男は、やっと自分のしてきたことを反省。
家族にも優しくなる。
男をジム・ブロードベントが演じているが、昔の恋人を演じるシャーロット・ランプリングの存在感には参りました。
ラストの秘密が男を打ちのめします。