prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「卒業」

2003年03月28日 | 映画
堤真一の別れた奥さんというのが、まったく画面に出てこないで一種の圧力をかけてくるという構造なのだが、暗示にとどめている描き方なので、含みがある代わり、内山理名の役が何か前妻と関係あるのか、と勘違いしかけたところがいくつかあった。
図書館やホテルのロビーなど大声で出してはいけない場所で大声を出し、それをまわりの人間がとがめないというあたりはひっかかる。やたらと雨が降り、ラスト春先だというのに雪になるというのがひねっている。
(☆☆★★★)


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