prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

12月30日のつぶやき

2019年12月31日 | Weblog





12月29日のつぶやき

2019年12月30日 | Weblog

12月27日のつぶやき

2019年12月28日 | Weblog
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Happy Christmas to everyone 🎄
and a happy healthy holiday pic.twitter.com/S2tVGwmy1N

— Anthony Hopkins (@AnthonyHopkins) December 25, 2019

「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

2019年12月27日 | 映画
(ネタバレあり)
「スター・ウォーズ」サーガは最初に製作されたエピソード4からすべて劇場で見ているわけだが、かといってそれほど思い入れがあるわけではなく、本当に好きなのは「帝国の逆襲」だけと言っていい。

最も中途半端なところで終わった同作が一番満足感が高いというのも不思議な気がするが、お話といったものは完結するより続いていくものとして人を引き付けるのではないか。

最終作としてきれいにまとまったことは確かだが、まとめるために何者でもなかったキャラクターが何者かになるというドラマであるより、初めから何者かである一種の特権を付与することになった。

そのため、キャラクターが進化するよりは回帰する、特権的な存在である自己を発見するといったニュアンスが濃くなって、見ているこちらが自分を投影する余地が薄くなった。これは「ジェダイの帰還」(公開当時のタイトルは「ジェダイの復讐」)にも言えた、話をまとめるための方便感があれほどではなくても、繰り返された感。
端的に言って、作品世界が小さくなってしまうのだ。

キャリー・フイッシャーが自然に歳を重ねた感じでその年月がサーガが辿った年月に重なり、実際の死と作中の死と共にビリングのトップに来るのも自然に思える。

エンドタイトルのジョン・ウィリアムズの名に全9作をすべて担当しきった偉業を思い、感無量。

画作りでは思いきったアップの遥か後方に飛行物体がゆらめく陽炎の向こうに見えるといったメリハリの付け方と共に、どう考えてもCGなのに陽炎の空気感が自然に出ているのに驚く。「アラビアのロレンス」ばりだと思っていたら流砂が出てきたのにやはりと思う。






12月26日のつぶやき

2019年12月27日 | Weblog


「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」

2019年12月26日 | 映画
主人公のフェルディナン・シュヴァル は「アウトサイダー・アート入門」椹木 野衣 で知っていたが、同書で持った印象とこの映画のとはずいぶん違う。

同書ではアウトサイダー・アートを他人に見られ、その結果何らかの反応を得て、よければ受け入れられるのを期待も考慮しないで内からの芸術的衝動だけに従って作られたアートと定義していて、従って映画のような家族との関わりは捨象されていた。

先日の「永遠の門 ゴッホの見た未来」は生前はまったく受け入れられない芸術家を描き、その孤独に即した形で良くも悪くも映画自体が通常のとっつきやすいドラマ形式を離れてしまったのとは対照的に、こちらは風変わりな父親を持って困りながらしかし愛情で結ばれた家族のホームドラマとして作られていて、ウェルメイドな作りは楽しめる一方で、フェルディナン自身の内的衝動の描写が手薄になった感は否めない。
それはフェルディナン自身の「作品」を見ればわかることだと割り切っているのかもしれない。また、郵便配達夫として生計を立てていたわけで、裕福ではなくても生活能力はあったこともホームドラマに仕立てられた所以だろう。




12月25日のつぶやき

2019年12月26日 | Weblog

「ラスト・クリスマス」

2019年12月25日 | 映画
クリスマスイブに「ラスト・クリスマス」を見るというのもベタな話だが、えらい混んでた。
で、映画自体も良かった。

クリスマスものらしく悩み多き女の子が出会う奇跡混じりのロマンスが描かれる一方、ヒロイン一家が東欧からの移民だったり、ロマンスの相手のヘンリー・ゴールディングはマレーシア系だったり、勤め先のマダムが中国とだったり、さまざまな人種が混淆しているのが今のロンドンという感じ。
当然、移民に偏見を持つ白人も点景で描かれる。

脚本が見事で、話のネタが割れたところで、それまでさりげなく張られていた伏線が一気に立ち上がって結びつくオーソドックスな構成の快感を味わう。

主役のエミリア・クラークはファニーフェイス気味に作ってきている一方で、脚がきれい。




12月24日のつぶやき

2019年12月25日 | Weblog

「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」

2019年12月24日 | 映画
80分ほどの上映時間は最近では最も短いものだけれど、粘土で作ったキャラクターをヒトコマづつ動かすクレイアニメとあって、とんでもない手間暇がかかっているだろうし、しかも全編セリフなし(正確にいうと造語で通していて、ちゃんと声優もいる)のパントマイムで通すとなるとこれくらいが限度と思える。
それだけに密度の高さは特筆もの。

ストーリーは完全に「E.T.」で、その他スピルバーグ作品のパロディが至るところに散らばめられているのが、イギリス色が強いアードマン作としてはずいぶんアメリカナイズというか、クライマックスのしつこさといい一般の娯楽作に接近したテイストなのが贅沢な不満を覚える。






12月22日のつぶやき

2019年12月23日 | Weblog

「カツベン!」

2019年12月22日 | 映画
映画の本質はサイレントで、言葉は少ない方がい良く、「純粋」映画に余計な言葉を乗せるのがいいことなのか、という思い込みがどこかにあって、サイレント映画に生で音楽をつけた上映や現代の弁士による活弁をつけるにしても不純な感じがしていたのだが、それをライブの語り芸のひとつとして捉えたのがありそうでなかった視点。今またライブ体験としての映画館が一部で見直されているのとも通じる。

サイレント映画というと古臭い、と思ったら大間違いなのは知っていて、実は本物のサイレント映像表現の方が今見るとピュアな分、新しくすら見える。

そこまでは再現しなくて、劇中のサイレント映画を新しく撮り下ろしている(映画全体はデジタル撮影だが、ここはフィルム撮影)わけだが、ノスタルジックな再現であるよりむしろ当時のアヴァンギャルドなわけのわからなさ、通常のつながりを無視してつないでもなぜか成立してしまう、という微妙な、あえていうとわかりにくい線でまとめている。




12月21日のつぶやき

2019年12月22日 | Weblog

「THE INFORMER 三秒間の死角」

2019年12月21日 | 映画
刑務所に潜入したらそのまま閉じ込められるというのは、それはそうだろうという気がするので、そうしなくてはいけなくなる枷の締め付けや万一の時どうするかといった対策がこれといってないのがどうも弱い。






12月20日のつぶやき

2019年12月21日 | Weblog