もともと私写真と称して私家版として出版されながら評価を高め、去年復刻された写真集「センチメンタルな旅」を展覧会として改めて見るとストーリー性がずいぶん辿りやすくなった。
人が写っていない、しかし人間が生きている証の垢みたいなものがこびりついた物や街を捉えた無数の写真が、まとまった写真の続きものでないと表現できない、写っていないものの存在を感じさせる。
陽子夫人が亡くなる直前の食事の写真が驚くほど美味しくなさそう。白黒のはもちろん、カラーでも何か異物感が強い。
亡くなった後、空ばかり撮っていて、そこに手で着色しているのがなんともいえない喪失感とそれを埋めようとする感じが出ていた。
荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017 公式ホームページ
本ホームページ
人が写っていない、しかし人間が生きている証の垢みたいなものがこびりついた物や街を捉えた無数の写真が、まとまった写真の続きものでないと表現できない、写っていないものの存在を感じさせる。
陽子夫人が亡くなる直前の食事の写真が驚くほど美味しくなさそう。白黒のはもちろん、カラーでも何か異物感が強い。
亡くなった後、空ばかり撮っていて、そこに手で着色しているのがなんともいえない喪失感とそれを埋めようとする感じが出ていた。
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