ビアポン、というビールを飲みながらピンポンの球を紙コップに投げ込むと得点、というもともと大学生のバカ騒ぎの余興から始まった競技とも言えない競技に賭ける男たちのワールド・シリーズに至る戦いを追うドキュメンタリー。
勝つコツ、というと酔っ払っていない方が有利、とか、当たり前じゃないかという他ない。
一番イヤな奴が優勝したりする。
なんと日本にもちゃんと日本ビアポン協会というのがあって、世界的にもロゴマークを作っていたりするというから何というべきか。
シャレや冗談でやっているのかというと、会社や学校をやめてこの競技に賭ける(と、いったってプロ化しているわけではないだろうに)男というのがけっこういたりする。妙に必死で、澱みたいなものが残る。