prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アレックス」

2003年02月25日 | 映画
題名のアレックスは「時計じかけのオレンジ」の主人公からとったのではないか。ベッドのそばに「2001年宇宙の旅」のポスターが貼ってあるものね。ラスト、ベートーベンの「第七」を使っているのは「未来惑星ザルドス」ばり。
全然欲情しないレイプシーン。時制をばらばらにした構成、エンドタイトルから始ってラストに(日本版も)メインタイトルが出る。ワンシーン・ワンカット。など技法的には色々凝っている。しかし、結局何が描きたかったんだ?
(☆☆★★)


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アレックス- Amazon

「T.R.Y」

2003年02月20日 | 映画
実際の詐欺もはたから見ると、すぐばれてしまうのではないか。詐欺を映画で描くとなると、詐欺師にとって大事なライブ感というか、生の人間の迫力で乗せてしまうという点がすっぽ抜けてしまうので、どうしてもウソくさくなる。これもその例に漏れない。アクション・シーンは明らかにカット不足。今どき人民や革命を美化されて描かれてもね。
(☆☆★★)


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