たまたま日本語の台詞や効果音にもいちいち字幕が出る聴覚障害者用のプリントで見たのだが、ずいぶん字幕の量が多い感じ。
もともと寡黙な印象の強い高倉健だから、まるで言葉が通じない国に置かれてもサマになるとともに、逆に言葉の大切さをを学ぶ格好。やはりコミュニケーションの基本はコトバということか。
素人の通訳を使わざるをえなくくなり、しょっちゅう本職の通訳の女性を呼び出さざるをえないあたりのたくらみの巧さ。ドキュメンタリー風に淡々と撮っているように見せて、父親と息子の関係が二重になるあたりもストーリー的な仕掛けはよく考えている。
デジカメや携帯、ビデオカメラなどを使いこなしているのは、ちょっとイメージからすると意外のようでうまくはまっている。
子供がいきなり逃げ出してしまうあたりの中国の国土のデカさを使った怖さ。考えてみると、子供からすればいきなり外国人が来て多分今まで出たことのない村から連れ出そうとするのだから、怯えるのも無理はない。
やたら威張る警官や村長なども、いかにもいそうでコミカル。
日本の場面の画調がまったく違うので違うカメラマンだなと思ったら、監督まで「鉄道員」コンビ。
(☆☆☆★★★)
単騎、千里を走る。 - Amazon
もともと寡黙な印象の強い高倉健だから、まるで言葉が通じない国に置かれてもサマになるとともに、逆に言葉の大切さをを学ぶ格好。やはりコミュニケーションの基本はコトバということか。
素人の通訳を使わざるをえなくくなり、しょっちゅう本職の通訳の女性を呼び出さざるをえないあたりのたくらみの巧さ。ドキュメンタリー風に淡々と撮っているように見せて、父親と息子の関係が二重になるあたりもストーリー的な仕掛けはよく考えている。
デジカメや携帯、ビデオカメラなどを使いこなしているのは、ちょっとイメージからすると意外のようでうまくはまっている。
子供がいきなり逃げ出してしまうあたりの中国の国土のデカさを使った怖さ。考えてみると、子供からすればいきなり外国人が来て多分今まで出たことのない村から連れ出そうとするのだから、怯えるのも無理はない。
やたら威張る警官や村長なども、いかにもいそうでコミカル。
日本の場面の画調がまったく違うので違うカメラマンだなと思ったら、監督まで「鉄道員」コンビ。
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