prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ゴジラ final wars」

2004年12月28日 | 映画
なんか怪獣映画というより、この映画そのものが映画ならざるフリーク(奇形)みたい。いちいちツッコミ入れていたらきりがない。

アデニン・チミン・グアニン・シトシンに加えるM塩基ってナニよ。ニ組のペアになってDNAの情報を記録しているわけで、一つだけ別にあったってしょうがないだろう。ウソをつくにしてもお粗末すぎ。
「怪獣大戦争」のX星人の侵略だって子供だましだったが、あれはゴ愛嬌で済んだ。ここでの筋や登場人物のお粗末さは、怒ったり嘲ったりするのを通り越して、何やら肌寒くなってくるよう。
ハリウッド版ゴジラを出してやっつけて喜んでいるが、あの愚作ですらまともに思える。

ドン・フライ他外人が日本語喋っているのもすごく変。ましてニューヨークで関西弁まがいを喋るって、洒落ているつもりだろうか。スベった駄洒落を聞かされてるみたい。

やたら美脚を強調して撮っている。安い風俗みたいなセンス。

それで毎度おなじみ自分だけ興奮してやたらけたたましく大袈裟に決めポーズばかり凝っている、オナニーの回数を誇るような演出。

これで最後って、結局、作り手の方がゴジラを殺してしまったわけだ。
(☆★)


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