Apecalypse NowなんてApocalypse Now(「地獄の黙示録」の原題)をもろにもじった文字が壁に書かれていて、ウディ・ハレルソンのスキンヘッドが闇から浮かび上がるところも同作のマーロン・ブランドそのまんま。細かいところを言うと大佐というところも一緒。
内容も人間がいったん滅びて新しい種族にとって代わられる黙示録的でもあり、シーザーが出エジプト記のモーセのようでもあり、ラスト近くで出てくるもうひとつの人間の軍隊は「ハムレット」のフォーティンブラスの軍隊のようでもあり、といった具合にずいぶん引用が厚く積み重ねられていて、重厚なのはいいけれど若干2時間20分は重い。
モーションキャプチャーによるエイプのCGは毛皮についた水滴まで表現していて、寒さがはっきり感じられる空気の中で違和感なく溶け込んでいるのもすごい達成。
人間と猿の立場が転倒している世界となると、自然に人間が滅びるところを期待してしまうのが我ながら倒錯的だと思う。
猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 公式ホームページ
映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』 - シネマトゥデイ
猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)|映画情報のぴあ映画生活
本ホームページ
内容も人間がいったん滅びて新しい種族にとって代わられる黙示録的でもあり、シーザーが出エジプト記のモーセのようでもあり、ラスト近くで出てくるもうひとつの人間の軍隊は「ハムレット」のフォーティンブラスの軍隊のようでもあり、といった具合にずいぶん引用が厚く積み重ねられていて、重厚なのはいいけれど若干2時間20分は重い。
モーションキャプチャーによるエイプのCGは毛皮についた水滴まで表現していて、寒さがはっきり感じられる空気の中で違和感なく溶け込んでいるのもすごい達成。
人間と猿の立場が転倒している世界となると、自然に人間が滅びるところを期待してしまうのが我ながら倒錯的だと思う。
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壁の文字までは気づかなかったですが、言葉(英語を識らない)の壁を感じます。
人間自身に人を隔てる壁を造らせるのも、いまのアメリカとメキシコの壁のことを風刺していました。