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会津鉄道 AT-500形気動車「新1000円札発行記念列車」~後に増備された車両も…

2008-07-05 | 鉄道[東北]

昨日会津鉄道の軽快気動車・AT-500形に関して取り上げましたが、この形式はトイレ付き(AT-550形)・トイレなし(AT-500形)の各1両が「ふるさと列車」として登場した後、その後2両(AT-500/AT-550各1両:同形は合計4両です)が追加で増備されています。

この増備車両は「新1000円札発行記念車」となり、MAKIKYUはこの車両とはすれ違っただけで乗車機会はなかったのですが、こちらもオレンジ色の塗装に派手なペイントが施され、非常に強烈なモノとなっています。

そのため現在ローカル輸送の主力とも言えるAT-500形には、標準塗装といえる塗装は存在しないといっても良く、それ以外の形式も形式毎に装いが異なっています(お座トロ列車のお座敷とトロッコ車両は同系塗装ですが…)ので、発足当時とは異なり、現在の会津鉄道自体が標準塗装が存在していないといって良い状況です。

これは会津鉄道の車両群が、少数派ながらも強烈な個性を放つ車両群ばかりで占められている事の現われとも言えますが、装いだけでなく車両構成自体も、他の第3セクターとは大きく異なっており、会津鉄道の大きな特色とも言えます。

またMAKIKYUがこの「新1000円札発行記念列車」が稼動している姿を見た際は、AT-550形1両だけで走る姿(写真)の他に、AT-600形と呼ばれる車両(AT-500形とほぼ同等の車両ですが、塗装や座席配置が異なり、東武線直通用にも充当されます)との併結して活躍する姿も見られ、各形式共に両数が限られる会津鉄道では、時折異なる塗装の軽快気動車同士の混結も行われる様ですが、出来ることなら「ふるさと列車」・「新1000円札発行記念列車」・「AT-600形」が各1両ずつ連結された列車の姿も、一度見てみたいと感じたものです。
(物理的には可能な話ですが、一部列車はAT-600形の限定運用となっていますし、会津鉄道の普通列車は専ら1~2両編成ですので、実現の可能性は低そうですが…)