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新潟市内で見かけた新潟交通の路線車(いすず車編)

2015-12-02 | バス[甲信越]

先日「MAKIKYUのページ」では、新潟市内で9月に運行開始したBRT「萬代橋ライン」と、同路線に接続する路線の乗換地点になっている青山を発着する新潟交通路線バスの一般路線車に関して取り上げましたが、先月MAKIKYUが新潟へ足を運んだ際には、それ以外にも新潟交通の一般路線に乗車する機会がありました。

新潟交通の路線バスは、過半数をいすず車が占めており、新潟交通の一般路線車というと個人的にはまずいすず車が思い浮かぶ程です。

その中でも大型路線車・キュービック前後扉車は以前発売・通用していた磁気バスカードの絵柄にも用いられており、今日では排ガス規制区域の大都市圏では姿を見る機会のない車両ながらも、今でもかなりの数が稼働しており、至る所で姿を見る事が出来ます。


特にV8エンジン搭載車よりも前の世代の車両は、車齢20年超えとなりますので、比較的古参車も多い新潟交通グループの中でも古い部類に入り、子会社(新潟交通観光)が管轄する営業所に配転された車両も数多く存在しますが、一部は新潟市内の本体管轄営業所でも活躍しており、MAKIKYUが今月新潟市内へ足を運んだ際には、両者で乗車機会がありました。


V8エンジン搭載(1995年以降)のキュービックは、前後扉車→前中扉車への移行時期の導入という事もあり、車両総数に占める比率は決して高くないものの、様々なバリエーションが存在するのが特徴です。


V8エンジン搭載車初期のキュービック前後扉車も、側面窓割がそれ以前の車両と異なりますので、比較的容易に見分ける事が出来ます。

キュービックも末期になると、ワンステップ車で導入されており、こちらは窓形状などが異なっていますので、雰囲気が随分異なるものとなっており、それ以前の車両に比べると、見栄えは格段に良くなったと感じます。


新潟駅前でこの車両を撮影した際には、丁度方向幕を回転させている最中だった事もあり、朝ラッシュ時に数本程度運行しているだけの系統表示も見られたものでしたが、「モーニングライナー」という名称を見ると、何処かの大手私鉄を連想してしまったものでした。
(地元の方はまずこんな事は考えないと思いますが…)


いすず車を継続的に大量導入している事もあり、大型路線車はエルガも多数活躍しており、今日の新潟市内ではキュービックよりもこちらを見かける機会の方が多い位ですが、これも大都市圏では除籍が進行している初期のV8エンジン搭載車から、最新型に至るまで各年式が存在しています。


ワンステップ車の比率が高いですが、ノンステップ車もそれなりに走っており、ノンステップ車の一部は、BRT「萬代橋ライン」の一部便でも活躍している姿を見たものでした。
(写真の車両はBRTには充当されず、BRT充当車両は前面窓下にBRT表示の看板(裏は社紋)が掲げられています)

また今日でもキュービックが多数活躍するなど、古参車も多い状況と言う事もあってか、エルガの中には少数ながら大都市圏から移籍した車両も流入しており、今後は同県内を走る越後交通の様に、かなりの数の中古車が流入するのかも気になったものでした。

この他に中型車(エルガミオ)が稼働している姿も僅かに目撃したものでしたが、こちらは今回撮影する事はできず、いすず車が多い割には数が少ないと感じたものでした。

最多勢力となっているいすず車以外の一般路線車に関しては近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。