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個人的には大変な事も色々あった1年でしたが、趣味的には注目の話題も数多い1年となった気がします。
今年は各地へ足を運ぶ機会があったものの、ブログ記事作成が追い付かず…という事も多々ありましたが、鉄道関連では3月の北陸新幹線金沢開業と、これに伴う並行在来線の経営分離などは、かなり大きな話題と感じた方も多いと思います。
MAKIKYUも北陸新幹線長野以遠の新規開業区間をはじめ、経営分離され第3セクター鉄道となった区間の一部にも乗車する機会があり、これに関しても来年取り上げる事が出来れば…と感じています。
高速鉄道関連の大きな話題と言うと、日本国内での注目度は北陸新幹線よりもずっと下がりますが、隣国・韓国でも4月に全羅道方面への湖南(Honam)高速鉄道が開業、同時に既存の京釜高速鉄道から分岐して浦項(Pohang)へ向かう東海(Donghae)線方面のKTX運行も開始されています。
こちらも湖南高速鉄道を運行する一部列車では、既存KTX-山川(Sancheon)とは装いが異なる改良版車両が導入されています。
KTX-山川の改良版車両は座席も既存車両とは異なるモノに改められており、今まで韓国を走る高速鉄道車両の座席はイマイチと言う印象が強かったのですが、この車両は座席の居住性が随分改善されたのも高く評価できると感じています。
韓国では大邱市において韓国初のモノレール(跨座式)も開業、訪韓時にはこちらも乗車機会もあり、このモノレールに乗車する事で、MAKIKYUの跨座式モノレール乗車は日本・中国に続き3か国目となりました。
日本国内の新線開業は北陸絡みがかなり注目されますが、これ以外に仙台でも東北本線と仙石線の間を短絡する線路を敷設、この区間を経て東北本線仙台駅~仙石線石巻駅間を結ぶ「東北仙石ライン」が運行開始、JR以外でも仙台初のリニア地下鉄となる仙台市営地下鉄東西線も開業し、仙台周辺も動きの多い1年だったと感じています。
都市圏輸送において今まで比較的古参の車両が多数残存しており、一部では「国鉄」とも言われていたJR新潟地区と広島地区において、新型車両(E129系/227系)が大量導入されたのも注目で、こちらも何度か乗車機会がありました。
古参車が多い傾向にある関西の私鉄でも、阪神と南海で新形式車両が登場、阪急や京阪でも新型車両導入が進むなど、サービス向上や省エネルギー化の動きが随所で見られます。
一方近鉄では特急車のリニューアルや塗装変更などを打ち出したものの、一般車両に関しては結構な経年車でも更新修繕の動きがあり、一部では古参車がまだまだ活躍しそうな気配も感じます。
近場(首都圏)の話題としては、新規営業開始区間こそなく線増と列車運行体系変更のみながら、首都圏JRで「上野東京ライン」が運行開始したのも大きな話題と感じています。
運行開始から間もない時期に、臨時快速列車で車両変更によって急遽651系が充当されたのも注目を集めましたが、都心跨ぎでの移動利便性が向上した反面、輸送障害発生時のダイヤ乱れ波及が大規模になり、東京都心からの帰宅時に始発で座れる列車が減少するなど一長一短で、賛否両論が分かれる所かと思います。
また小田急電鉄で中堅格1000形車両のリニューアル進行をはじめ、JR車両(E233系)の試運転が頻繁に見られるようになり、年末に発表された来春のダイヤ改正もかなり大規模、複々線化計画完成を再来年に控える状況で、ここまで大規模な改正が…と感じた方も少なくないと思います。
小田急グループ各社でも、箱根登山鉄道で久々に登場した新型車両(3000形アレグラ号)への乗車機会があり、大山ケーブルでもアレグラ号と同じデザイナーによる新型車両が登場したのも大きな話題と感じています。
路線バス関連では、9月に運行体制の大規模刷新実施、BRT「萬代橋ライン」運行開始と郊外路線の再編を行った新潟交通グループを巡る動きが、個人的にはかなり大きな話題だったと感じています。
運行体制の大規模刷新直後は、ICカードシステムのトラブルなどで芳しくない状況に陥り、全国的に報道される状況にもなってしまいましたが、BRTの一部便に輸入連接車も導入するなど力の入れようは相当と感じています。
海外からの輸入車両は新潟交通の連接バスだけに限らず、西日本で電気バス導入の動きもあり、京都急行バス(プリンセスライン)と北九州市交通局の海外製電気バスに乗車する機会もありました。
前者は中国製、後者は韓国製でデザインや内装なども大きく異なっていますが、前者に関してはまだブログ記事化も出来ていませんので、これも機会があれば取り上げたいと思っています。
またバス全体の動きとは異なりますが、一部では「キングオブ高速バス」とも言われ、高速乗り合いバス最長路線としても知られる西日本鉄道の「はかた号」(福岡<博多・天神>~東京<新宿>間)への乗車も、個人的には印象的な出来事の一つだったと感じています。
近年マイブーム化しつつある離島巡りに関しても、今年は訪問島数こそ少なかったものの、今まで未訪だった島根県の隠岐各島へ足を運ぶ機会があり、離島航路や島内バスへの乗車なども印象的でした。
海運関係では国内航路で幾つかの新造フェリーも就航開始、その中には今年乗船機会のあった船もあり、これも機会があれば取り上げたいと思っています。
その一方で日本と中国を直航する数少ない国際旅客航路の一つ・オリエントフェリー「ゆうとぴあ」(下関~青島)が11月上旬に今年限りでの休航を発表、今月運航休止となってしまい、中国内は相次ぐ高速鉄道(CRH)開業などで移動利便性が向上する一方、日中間の距離は遠ざかる一方と感じてしまうのは残念と感じています。
来年の公共交通を巡る話題は、北海道新幹線の新函館北斗延伸と、これに伴う接続各線のダイヤ改正が最大の目玉と感じていますが、近年ニュースなどでも大々的に取り上げられているJR北海道を巡る諸問題が、新幹線運行に大きな影響を及ぼす事がない事を願うばかりです。
北海道では今月都心部で短距離ながら廃止区間が復活、環状運転実現となった札幌市電も注目と感じており、遠方だけあって足を運ぶのも少々厄介な所と感じていますが、機会があれば北海道新幹線と共に乗車できれば…と感じています。
また関西では来春に開館予定の京都鉄道博物館や、名称が「ジョイントライナー」と正式決定し、関西では神姫バスに続き2例目となる近江鉄道の連接バス運行開始(滋賀県草津市内)なども注目と感じており、これも機会があれば足を運びたいと感じています。
近場では今月大規模改正を発表した小田急線の来春ダイヤ改正において、昼間時間帯の快速急行大増発をはじめ、東京メトロ千代田線を介しJR常磐線との間で3社車両による相互直通運転も開始されますので、これも注目と感じています。
「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も、充実した年だったと感じる方をはじめ、大変な1年だったと感じる方など様々かと思いますが、今年1年を振り返って感じた事などがありましたら、コメントもどうぞ。