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江原道・洪川郡のローカルバス

2011-05-17 | バス[大韓民国]

MAKIKYUが2月に韓国江原道(Gangweon-do)の春川(Chuncheon)市を訪問した際には、その後市外バスで隣の洪川(Hongcheon)郡へ移動し、更に洪川郡のローカルバスにも乗車したものでした。

韓国はバス大国だけあって、洪川郡という田舎町でも結構な規模のバスターミナルを構えており、19もの乗り場と背後のバス待機場に多数のバスが控える姿を見ると、日本では大規模といわれるバスターミナルでも小規模に感じてしまうものです。

 
この洪川郡では中心部のバスターミナルから春川・原州(Weonju)などの江原道各都市や、Seoulをはじめとした道外の様々な都市へのバスが多数発着する他に、専ら郡内を運行するローカルバスの起終点にもなっており、両者が混在する姿は韓国の地方都市におけるバスターミナルの典型的な姿と言えます。


その内郡内を発着するローカルバスは、MAKIKYUが見た限りでは大韓交通・現代交通・金剛高速(韓国語の読み方から社名を類推)の3社を目撃しており、日本の路線バスの如く、事業者毎に異なる装いのバスが走っていたもので、大韓交通の車は余り見かけなかった事から、他2社に比べると運行・乗り入れ路線が少ないのかもしれません。

 
また比較的渋い装いとなっている現代交通のバスは、現代製の大型トップドア車を用いており、他に比べるとやや高級な車両を用いている雰囲気でした。


MAKIKYUが乗車した金剛高速の車両は専ら大宇製の中型車を用いており、その装いは単色化が進行する前の何年か前のSeoul市内バスなどを連想させるものがあります。

金剛高速の乗車したバスは車内放送が流れない、行先の札も挿していない、外が暗くなっても車内灯は消えたままであるなど、如何にも田舎のバスという雰囲気でしたが、洪川では大型の都市型路線車ではない車両ばかりが活躍し、車両面でも地方のバスらしい雰囲気に溢れていると言えます。

これらの郡内ローカル路線は、直接現金を支払って乗車する事も可能(信用方式:距離比例制の運賃前払い)ですが、洪川のバスターミナルでは市外バスだけでなく、ローカルバスも窓口で乗車券を発売しており、事前に乗車券を購入して乗車する事も可能です。

MAKIKYUは道境跨ぎの京畿道揚平郡(Gyonggi-do Yangpyoeong-gun)にある龍門(Yongmun)という所までの乗車券を購入したのですが、この区間はローカルバスだけでなく、高速タイプの車両を用いた市外バスが多数運行しています。 

 
外国人がローカルバスを使う事は少ない事もあってか、窓口では最初(直)[直行の略]をハングルで記した4000Wの乗車券を渡され、「緩行」とバス発車時刻を伝えて3500Wの(市)[市内の略]と記された乗車券に発行替えさせたものでしたが、「緩行」と伝えないと勝手に割高な市外バス(こちらの方が停車停留所は大幅に少なく、車両のグレードも上)の乗車券を発券される可能性がありますので要注意です。

ちなみに龍門は現在KORAIL中央電鉄線電車の終着駅となっており、バスターミナルとの間も徒歩5分程度ですので、洪川でのバス乗り継ぎによって、京春電鉄線との2路線を乗り潰しながら、ローカルバスも堪能したいと言う方にはおススメの路線ですが、洪川~龍門間のローカルバスは本数が少ない上に、終車の時刻も早くなっていますので要注意です。
(洪川~龍門間で市外バス利用と言う選択肢も含めれば、早朝・深夜帯以外は時間を気にしなくても良い程の便数があります)



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