今月小田急線複々線事業(代々木上原~登戸間)が完成、3日から既に新設備を用いた営業運転を行っており、明日にはいよいよ念願のダイヤ改正となる事はニュース記事などでも大々的に報じられていますので、ご存知の方も多いと思います。
ダイヤ改正では列車運転体系の大規模な変更も実施され、新種別設定なども行われる反面、今日限りで見納めとなる列車なども多数あり、今まで当たり前の様に繰り広げられてきたものの、今日限りで見納めになる光景を幾つか取り上げたいと思います。
・多摩急行(ダイヤ改正で全廃)
・多摩線~地下鉄千代田線直通列車
(ダイヤ改正後の定期列車は平日下り各駅停車1本・小田急車両のみに)
・各種別における行先表示様式変更(各停は各駅停車表示に変更など)
・快速急行の登戸停車(下北沢~新百合ヶ丘間ノンストップ運転は今日まで)
・準急の停車駅増加と新宿発着定期列車全廃(定期列車は全列車千代田線直通)
&伊勢原以西での運転取り止め
・途中駅種別変更列車の案内方法変更
(ダイヤ改正以降の小田急線内種別変更列車は最終行先を案内)
・特急ロマンスカーの向ヶ丘遊園・新松田両駅停車廃止
(ダイヤ改正以降も御殿場線直通列車の松田停車は継続)
・御殿場線直通特急「あさぎり」の名称変更(ダイヤ改正以降は「ふじさん」に)
これらの光景に関しての思い出や感想などがありましたら、コメントもどうぞ。
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私も以前、小田急線を日常的に利用していた時期があり、車窓から工事が進む様子を眺めていたもので、今回の複々線化事業の完成を楽しみにしていました。
先週、沿線に所用があったついでに、完成した設備をチェックするとともに、本改正で廃止となった『多摩急行』に乗り納めもしてきました。
ちょうどよく利用していた時期に誕生した種別なので個人的にも愛着があり、廃止になってしまうのは寂しくもあるのですが、複々線化が進む過程で設けられた暫定的な種別といった感じだった上に、特に多摩線内はラッシュ時間帯を除けば空いていることが多かったので、需要に合わせて見直したのでしょう。それでも、以前は一支線にすぎなかった多摩線から都心へ直通する列車ができて、当時はかなり便利になったと感じましたし、今回の改正で新宿発着の急行に発展的解消を遂げたといえると思います。
また、途中駅での種別変更といえば、初めて江ノ島方面に出かけた帰りに、駅の案内と列車側の表示が違っていて戸惑ったのを思い出します。
今日が改正初日ということで、新型特急・GSEの出発式の様子などが報じられていましたが、新ダイヤの真価がわかるのは週明けの通勤・通学輸送といえ、混雑緩和と利便性向上がどこまで進むか期待したいところです。
こちらも昔江ノ島線沿線に居住していた事もあり、現在小田原線沿線に居住する身ですので、小田急念願の複々線化事業完成はこちらも非常に期待しています。
途中駅での分割併合が頻繁に行われていた時期も知る身としては、様々な面で随分変わったな…と感じ、GSEにも早速乗車機会がありましたが、こちらに関しても近日中に取り上げられれば…と思っています。
また改正後の平日ダイヤ運行初日となった今日、こちらはダイヤ改正で新設された新宿~唐木田間快速急行と千代田線~伊勢原間急行を乗継利用して都心方面から帰宅、この乗継は比較的快適に移動できると感じたものでした。
反面、一部の快速急行などは乗客偏重でかなりの混雑が発生している情報なども耳にしており、全体が上手くいくようなダイヤ設定は至難の業なのか…と感じる事も多々ありますが、複々線のインフラを生かし今後の輸送改善にも期待したいものです。