今月MAKIKYUは西武鉄道の新形式・40000系や東武鉄道の新形式・500系に乗車し、これらは既に「MAKIKYUのページ」でも取り上げていますが、これ以外にも今月初めて乗車した車両があります。
この今月初乗車となった車両は、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)やその直通運転線区で活躍する9800形と呼ばれる車両で、先月に営業運行を開始しています。
この車両は「北総監獄鉄道」と言う、所属従業員数よりも所属車両数の方が多いという奇特な鉄道事業者の名義となっており、事業者名表記と帯色が異なる事を除けば、親会社の車両とは殆ど変わりない代物です。
北総監獄鉄道では以前9200形と言う車両を導入、この車両は親会社や「開発を止めた某鉄道」の新形式とほぼ同様の帯色違いと言っても過言ではない存在ですが、車両側面には親会社や「開発を止めた某鉄道」の同型車などとは異なり、グループロゴのステッカーのみが掲出されているという異様な状況になっています。
先月北総監獄鉄道で営業開始した9800形は、親会社が現行一般車両新形式よりも一世代前に導入した車両を改番、帯色を9200形と同色にした車両ですので、側面のグループロゴや社名表記も9200形と同様になるのでは…と思っていました。
しかし9200形とは異なり、何故か所属事業者ではない「開発を止めた某鉄道」の社名が掲げられており、ただでさえ分かり難い親会社・開発を止めた某鉄道・北総監獄鉄道という3社の怪奇な関係を象徴している様にも感じたものです。
またこの車両は親会社とも相互直通運転を行っており、互換性のある車両と言う事もあってか、「開発を止めた某鉄道」に親会社から移籍した同型車と同様に、車内に関してはプレート以外は特に手を加えられておらず、下回りの機器更新なども施行していません。
ドア付近などの短いつり革だけ色や材質が異なっているのと、相変わらず気味の悪いパンダのドアステッカーが際立つのを除くと、初乗車の新形式車両ながらも西武40000系などとは大違い、新鮮味には乏しい車両と感じたものです。
一部の「撮り鉄」の方々にとってのネタ供給としては評価されるのかもしれませんが、少なくとも主たる運行路線の運賃に見合うサービスを提供する車両と言う雰囲気とは程遠いと感じたものでした。
ただ相互直通運転先事業者で近年、好みが大きく分かれ異様に柔らかい「ブカブカした感触の座席」を装備、貧相な外観や内装が際立つと共に全電動車で消費電力量が極めて大きく、おまけに無理矢理正面貫通路を設けたために異様な前面形状となっている代物(興味のある方はこちらをクリックして下さい)が導入されており、この奇抜な車両の色違いを導入する位ならば、実績のある車両を改装した方がまだマシという気もしますが…
最新の画像[もっと見る]
- 寝台列車関連記事へのリンク掲載 8年前
- JR西日本225系5100番台~幾つかの疑問を感じる阪和線用最新型車両 8年前
- 最新!「住みよさランキング2016」トップ50が発表~今年もまた北総監獄が… 9年前
- 和歌山電鐵・たま駅長が急逝~高齢とは言えども… 10年前
- 和歌山電鐵・たま駅長が急逝~高齢とは言えども… 10年前
- 和歌山電鐵・たま駅長が急逝~高齢とは言えども… 10年前
- 阪神電車・普通用に新形式車両導入~車両代替は予想していましたが… 10年前
- 今日は各地でダイヤ改正~JR系はかなり注目されていますが… 10年前
- 「開発を止めた某鉄道」7260形がようやく消滅~余りに酷過ぎましたので… 10年前
- 山陽新幹線開業40周年・記念キャンペーンCMも… 10年前