昨日東京メトロと相互直通運転を実施しており、各社の往復+東京メトロ1日フリー乗車を組み合わせた企画乗車券(メトロパス)を発売している小田急・東急・西武・東武・埼玉高速(SR)と、相互直通運転こそ実施していないものの、メトロ線接続駅までの自社線往復+東京メトロ1日フリー乗車を組み合わせた同種乗車券を設定しているつくばエクスプレス(TX)が、概ね100円(小児50円)程度の設定価格値下げを発表しており、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、ご存知の方も少なくないと思います。
(写真はメトロパス各種を発売している各事業者車両の代表例・既存記事で公開した画像の再掲です)
また今日付けで同種乗車券を設定している東葉高速鉄道も同種リリースを公式発表し、首都圏郊外を運行する私鉄各社のメトロパスシリーズ各種が新年度(4月1日)から一斉値下げとなります。
現在横浜市内某所に身を置くMAKIKYUは、都心方面へ足を運ぶ際に東急東京メトロパスを利用する事もしばしばで、他に小田急東京メトロパスも何度か利用した事がありますが、ただでさえお得感のあるメトロパスシリーズが更に値下げとなれば、都心各地へ出向く際をはじめ、都心を通過して埼玉県内や千葉県内などへ日帰りで足を運ぶ際にも、私鉄+メトロの組み合わせ利用となる事が多くなりそうです。
この値下げは東京メトロが自社2日乗車券を24時間乗車券に変更するものの、メトロパスシリーズ各種はこの適用から除外される事も影響しているかもしれませんが、小田急や東急などは部分的ながらも他社線との競合区間を抱え、この区間で他社線に比べて優位な企画乗車券を設定する事で、メトロと共に「選ばれる路線」を目指している事の表れなのでは…とも感じています。
こうなると東京都心の鉄軌道系交通機関の中では、メトロと並び御三家と言っても過言ではないJR東日本と東京都交通局(都営)なども、今後メトロに負けないサービス提供に向けた動きが生じるのか、それとも東京メトロや、メトロと共同でメトロパスシリーズを発売している各事業者への顧客流出をある程度許容してでも、現状の運賃設定を維持する方向性で進むのかも気になる所です。
ちなみにMAKIKYUは横浜市内~都心方面などへ日帰りで所用に出向く際には、目的地次第では京急往復+都営各交通機関フリーの「東京1DAYきっぷ」もたまに利用機会がありますが、横浜市内~東京都内と都内の交通機関としてはただでさえ割高感のある京急+都営の組み合わせで現状の設定価格維持となると、こちらの利用機会は今までよりも減りそうな気がします。
(東急東京メトロパス新価格だと横浜~押上間の往復利用だけでも結構割安になりますが、東京1DAYきっぷ現価格では使い方次第では有用性もある乗車券ながら、同種の使い方では見劣りが否めない気がします)
それでも京急と相互直通運転を行っている路線ながらも、ただでさえ悪評名高い超高額運賃に加え、現状では企画乗車券類の設定に関しても消極的と言わざるを得ない首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)は論外で、これに比べればまだマシという声も出るかもしれませんが…
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