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レインボーブリッジを渡る㎞観光バス~3系統共通のフリー乗車券も設定

2016-10-04 | Weblog

数日前MAKIKYUは所用で臨海副都心(お台場)へ足を運ぶ機会があり、その際には品川駅~台場方面を運行する路線バスを利用したものでした。

MAKIKYUが乗車したバスは途中でレインボーブリッジを経由、「ODAIBA RAINOBOW BUS」と名乗っており、大手事業者の分社名か新規参入事業者名と錯覚しそうになる名前ですが、ハイタクや観光バスなどで実績のある㎞グループの㎞観光バスが運行しています。


この「ODAIBA RAINBOW BUS」は品川駅(港南口)発着便がメイン、他に田町駅発着便も設定されており、基本的には紺色を基調とした装いのいすゞ中型車(MT)で運行しています。

また㎞観光バスではレインボーブリッジを渡る路線として、他に浜松町駅発着の「㎞フラワーバス」も運行しており、こちらは路線廃止となった都バス「虹01系統」の代替路線にもなっていますが、都営バス時代と異なり「都営まるごときっぷ」などの各種都営交通で通用するフリー乗車券類が使用不可となっています。

こちらもネーミングに関しては「ODAIBA RAINBOW BUS」と同様の印象、これに加えて浜松町駅から東金・成東方面に向かうバスとも混同しそうな名称ですが、新交通システム「ゆりかもめ」と並行する区間が多い事もあってか、品川駅発着便に比べるとやや振るわない印象があり、運行本数も田町駅発着便よりは多いものの品川駅発着便に比べると…という状況です。


こちらは「ODAIBA RAINBOW BUS」とは異なり、白を基調に花を描いたデザインの三菱製大型車が用いられていますが、路線バス事業の規模が余り大きくない事もあってか、予備車を「ODAIBA RAINBOW BUS」と兼用しています。

そのため「ODAIBA RAINBOW BUS」品川ルートで「㎞フラワーバス」車両が活躍する姿も見かけたもので、逆に「㎞フラワーバス」に「ODAIBA RAINBOW BUS」車両が充当される事もある様です。

運賃は各ルート共に大人210円(小児100円)均一となっており、都内の路線バス大手事業者並の運賃水準は臨海副都心を運行する鉄道各線よりも割安ですが、電子マネーのIDが通用するのが異色、その一方でPASMOやSuicaなどの全国交通系ICカード各種が通用しないのは少々不便な気もしたものです。

またフリー乗車券も設定されており、MAKIKYUは「ODAIBA RAINBOW BUS」と「㎞フラワーバス」の双方が1日フリー乗車となるタイプの乗車券を利用したものでした。


このフリー乗車券は予め印刷済で用意されたタクシーのレシートを思わせる薄い紙に、当日の日付を押印(車内発券)で500円でしたが、他に土日祝日などには「ODAIBA RAINBOW BUS」と港区「ちぃバス」(フジエクスプレスが運行)が乗り放題となるタイプも存在します。
(後者は「㎞フラワーバス」では利用不可)

東京都内のバス各線などが乗り放題となる高齢者向け乗車証「東京都シルバーパス」も「㎞フラワーバス」のみで通用、「ODAIBA RAINBOW BUS」では利用不可となっているなど、路線によって制度が異なっている事も、路線バス事業が小規模ながらも複数ブランドを使い分けている要因なのでは…と感じたものでした。



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